「海水魚飼育」と「淡水魚飼育」の違いとは!

「海水魚飼育」と「淡水魚飼育」の違いとは!

「海水魚飼育」と「淡水魚飼育」の違いとは!何なのか疑問に思う事ってありますよね?

同じように水の中に棲む魚なので大きな違いはないだろうと考えてしまいますが、飼育方法や管理の仕方は全く違います。ここでは、生息環境などの基本的な事から、それぞれの魅力や飼育のポイントについて記載していきたいと思います。




・「海水魚飼育」と「淡水魚飼育」の違いとは!

まず基本的な事になりますが、お互いの生息している場所に違いがあります。

塩分を含む海に生息しているのが「海水魚」で、塩分を含まない川・沼・池などの水域に生息しているのが「淡水魚」になります。生息している環境に違いがありますので、飼育する上でも、その環境を整えてあげないといけません。

淡水魚の飼育水は、バケツやポリタンクに入れた水にカルキ抜きとバクテリア剤を適量入れ、それらを全体に馴染ませるためエアレーションして作っていきます。

海水魚の飼育水は、カルキ抜きとバクテリア剤の他に「人工海水の素」を規定量入れて作りますので、淡水魚よりコストや手間がかかります。

そのため、手軽に始められるのは「淡水魚飼育」の方で、ある程度「淡水魚飼育」を行って、普段の水槽管理ができるようになってから「海水魚飼育」を始めた方が失敗が少なくなります。

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・「海水魚」と「淡水魚」それぞれの魅力とは!

「海水魚」と「淡水魚」は生息域に違いがありますので、自宅の水槽で飼育する場合の飼育環境の作り方や、それぞれの生態にも違いがあります。

海水魚は、縄張り意識の強い生体が多く、同種同属間での混泳が不可能な種類がほとんどです。その代り、水槽内に1匹でも存在感があります。

それに比べて淡水魚ですが、大型のアロワナなどを除き、小型な種類を中心に30~40匹を群泳させて楽しめますが、水槽に1匹だと淋しい感じがします。

それぞれに違った魅力がありますが、どちらを選んでも自宅に癒される空間をつくる事ができるのは間違いありませんので、飼育したい生体がいる方の飼育を始めた方が、後で後悔しなくて済みます。

詳しい魅力については、以下の記事で紹介したいと思います。

◎海水魚飼育の魅力

・海水魚の興味深い生態「共生」を自宅で再現!

・「ニモ&ドリー」の世界を自宅で再現したい!

・『海水魚水槽』で小型ヤッコを飼いたい!

・『海水魚水槽』でクマノミの仲間を飼いたい!

海水魚飼育で魅力の一つである「共生」や、映画「ファインディング・ニモ」に登場する生体。そして、1匹でも存在感のあるクマノミや小型ヤッコなど、飼育する上での参考としていただきたいです。

また、飼育難易度は高くなりますが、サンゴやイソギンチャクの飼育にチャレンジすれば、更に幻想的で魅力的な世界をつくる事ができます。

◎淡水魚飼育の魅力

・「レッドビーシュリンプ」が飼いたい!

・「水草水槽」を始めたい!

・「熱帯魚水槽」でエンゼルフィッシュを飼いたい!

・「熱帯魚水槽」でプラティを飼いたい!

淡水魚飼育の魅力は、バランス良く配置された緑の水草に、群泳する熱帯魚や赤白模様のレッドビーシュリンプがエサに群がって「エビ団子」になっている姿です。

そして、繁殖が簡単に楽しめるところも魅力の一つになります。プラティやエビは、水草などで隠れ家を作ってあげればどんどん増えていきますし、エンゼルフィッシュなどは子育てをする姿を観察する事もできます。

緑の水草の上を歩く稚エビや、隠れ家で生き延びた稚魚を発見すると非常に癒されますし、ほんわかした気分になれます。やはり、それが淡水魚飼育の最大の魅力になるのではないでしょうか。




・それぞれの飼育のポイント!

(海水魚水槽の飼育ポイント)

まず、海水魚の飼育ですが、やや大きめな水槽が必要になります。水質維持の面から見て、最低でも60cm規格水槽サイズを準備したいところです。

海水には酸素が水中に溶けにくいという性質があるため、飼育する生体数は少なくしないといけません。目安として、60cm規格水槽なら小型種を3~5匹ぐらいと考えてください。また、縄張り意識の強い種類の場合は、それ以下の数量で抑えるか単独飼育が望ましくなります。

水槽内が少し淋しく感じ、もっと華やかにしたいと考える場合は、海水魚を追加するのではなく、サンゴや装飾品を上手く配置しましょう。

・海水魚の混泳を成功させるために!

◎同種同属は水槽内に1匹とする。

◎体型(シルエット)の似ている生体同士を混泳させない。

◎生体数を過密にしすぎない。

◎魚食性のある生体は導入しない。

◎サンゴ水槽にポリプ食の強い生体を導入しない。

大まかなポイントとして5項目挙げてみました。

海水魚は縄張り意識が強いため、同種同属で縄張り争いが起きてしまうのは、ある程度想像できると思います。また、魚食性のある生体の混泳ができないのも当然です。

意外と盲点なのは、体型(シルエット)が似た生体同士の混泳です。同種同属ではないから大丈夫だろうと思いきや、シルエットが似ていると争いが起こります。

例えば「チョウチョウウオとヤッコ」「ハゼとニセスズメ」などがその例になります。また、成長に伴い水槽内での力関係が変わり、ある日突然大ゲンカなんて事もよくある話です。

海水魚飼育は、毎日の観察が非常に大切で、手遅れになる前に別水槽に隔離するなどの対策をしないといけません。

(淡水魚水槽の飼育ポイント)

淡水魚飼育は、導入する生体数にもよりますが、30cmぐらいの小型水槽でも飼育が可能になります。

小型な種類限定の考え方になりますが、2~3リットルの水に対して1匹ぐらいと思っていただければ分かり易いでしょう。

30cm水槽ですと水量が約12リットルなので、小型種を5~7匹前後飼育する事ができます。また、60cm規格水槽の水量は約55リットルなので、小型種を30匹前後飼育する事が可能になります。フィルターの容量をワンランク上げれば、それ以上の匹数を飼育できるようになりますが、水替えの頻度も増やさないといけません。

水草水槽に、小型カラシンの仲間や小型コイの仲間を群泳させたい場合は、60cm規格水槽サイズを準備する必要があります。

・バランスの良い淡水魚水槽にするために!

◎群泳させる場合は1種類を30匹前後か、1~2種類の魚種を15匹前後ずつ。

◎生活域によって生体を選び、全体のバランスをとる。

◎大きくなる生体の数は抑えめに。

◎水草の緑に合う体色の生体を選ぶ。

◎繁殖を考える場合、初期の生体数は少なめに。

バランスのとれた水槽にするために、ポイントとして5項目挙げてみました。

小型種を群泳させるため30匹の導入を考える場合、6種類を5匹ずつではなく、1種類を30匹もしくは2種類を15匹ずつにした方が、泳いでいる姿がキレイに見えます。この時、水草の色に合う体色の個体を選ぶのもポイントになります。

混泳のポイントとして、生活域(泳ぐ場所が上層・中層・下層)の違いで選ぶ方法もあります。例として「上層にはハチェット・中層にはラスボラエスペイ・下層にはコリドラス」など、全体のバランスを考えると見栄えが良くなります。

繁殖を考える場合ですが、まず稚魚の隠れ家を作ってあげる事が大切になります。何故かというと、産まれた稚魚や卵が親魚や他魚種に食べられてしまうからです。産卵は水草などに行われますので、水草もしっかり植えてあげましょう。

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まとめ

同じ水の中の生物ですが、「海水魚」と「淡水魚」には大きな違いがあります。好む水質や生態が全く違い、別の生き物といってもいいでしょう。

魚の群泳する姿を見たい場合は「淡水魚飼育」が向いていて、少ない生体数で個体の成長していく姿を観察したい場合は「海水魚飼育」が向いています。

どちらの魅力も捨てがたく、一つを選ぶ事なんてできないという方は、2つの水槽を準備して両方の飼育を始めてみてはいかがでしょうか。ちなみに、私はどちらか一つを選べなかったので、両方の飼育をしています。

「海水魚飼育」・「淡水魚飼育」のどちらにも魅力がありますし、全く違った景観を楽しむ事ができます。まずは「淡水魚飼育」から始めて、少し経験を積んでから「海水魚飼育」を始めてみてはいかがでしょうか。

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