「海水魚」の同種同士で複数飼育できる種類は!

「海水魚」の同種同士で複数飼育できる種類は!

「海水魚」の同種同士で複数飼育できる種類っているのか、知りたい方も多いですよね?

海水魚は、淡水の熱帯魚とは違って縄張り争いをする種類が多く、特に同種同士を複数飼育させるのは難しくなります。また、同種以外の魚にもちょっかいを出す種類が多くいて、海水魚の混泳の組み合わせには、本当に悩まされます。

同じ水槽サイズでも、海水魚が淡水魚より生体数を入れられないのは、海水には酸素が溶けにくい性質があるからになります。海水魚飼育には、よく大きい水槽が必要といわれますが、この酸素の溶けにくいという水質が理由の一つになります。

それを踏まえ、ここでは60cm規格水槽以上の水槽で飼育する場合の複数飼育を考えていきたいと思います。

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・複数飼育が可能な種類!

海水魚の中にも、同種同士の複数飼育が可能な種類もいます。それほど種類が多くはありませんが、次にあげる生体は混泳の成功確率が80~90%ぐらいになります。

◎デバスズメダイ

何かともめ事を起こすスズメダイの仲間ですが、このデバスズメダイだけは例外で、この仲間の中では唯一複数飼育が可能な種類になります。

安価で丈夫なので、まだ水質の安定していない水槽に、パイロットフィッシュとして導入しても大丈夫です。

一見地味な体色に見えますが、ブルー系の照明に当たるとエメラルドグリーンに輝き、数匹一緒に泳いでいると非常にキレイで可愛い感じがします。

60cm規格水槽でしたら、5匹ぐらいを同時に入れた方が争いが少ないです。しかし、飼育している内に個体差がでてくると、小さい個体がいじめられる傾向にあります。

そこは、やはりスズメダイの仲間なので、多少の事は許容範囲としましょう。

◎キンギョハナダイ

飼育難易度の高い種類が多いハナダイですが、このキンギョハナダイは初心者向けといっていいでしょう。

ハナダイの仲間の飼育が難しいとされるのは、生息する環境にあります。深場に生息する種類は、高水温に弱い面があり、減圧処理がしっかりできている個体なのかを見極めないといけません。

しかし、キンギョハナダイは飼育が容易な種類で、人口飼料にもよく慣れるのでハナダイ類の入門種になります。

そして、水槽内に1匹を導入するより、5匹ぐらいを一度に導入した方が水槽に落ち着くのが早いので、逆に複数飼育をした方が良い種類です。

ハナダイの仲間の飼育を考えるなら、やや大きめの水槽を準備して、まずキンギョハナダイを複数飼育するところから始めるのがオススメになります。

◎プテラポゴン・カウデルニー

変わった体形とシルバーの体色が特徴のテンジクダイの仲間になります。ゆったりと群泳する姿が他の生体とは違う感じがして、この生体だけを導入した水槽でも充分楽しめます。

泳ぐスピードが遅いので、スズメダイやクマノミなど、活発に泳ぐ生体との混泳にはあまり向きません。

また、このプテラポゴン・カウデルニーはマウスブルーダーとしても有名で、状態の良いサンゴ水槽で複数飼育していると繁殖に成功する事があり、稚魚を口の中で育てる姿を観察する事ができます。

他の魚に比べて全ての行動が遅いので、他魚種との混泳を考える場合は、エサをしっかり食べているかを観察するのも重要なポイントになります。

プテラポゴン・カウデルニーの体形に似たマンジュウイシモチも、同じような特徴を持っていますので、複数飼育が可能になります。混泳を考えるなら、このマンジュウイシモチとスカンクシュリンプなどが向いているでしょう。




・上手くいけば成功する種類!

海水魚にも個体ごとの性格がありますので、100%成功や100%失敗などは言い切れません。

ここから挙げる生体は、成功確率が40~60%と低くなりますので、私の体験談を踏まえて記載していきます。

◎ヨスジリュウキュウスズメダイ

こちらは、白黒の縞模様が特徴的なスズメダイの仲間になります。デバスズメダイ以外に複数飼育ができるスズメダイはいないか探していたところ、スズメダイの中では比較的性格が温和という事で導入してみました。

同じような大きさの個体を3匹一度に導入して様子を見ていましたが、約3年ほどはもめ事もなく混泳していました。

最初の段階では、いつも3匹一緒に泳いでいる姿を観察できたので安心していました。そして3年が経った頃、徐々に個体差が出てきて、小さい個体から順に死んでいってしまいました。

導入した翌日には争いを始めるスズメダイの中で、約3年間飼育できていたので、成功といっても良いと思います。

導入のポイントとして、

◦小さめの個体を選ぶ

◦大きさが同じような個体を選ぶ

◦水槽内には一緒に導入する

を、心掛けていただければ成功確率が上がります。

似ている種類に、白いラインが3本の「ミスジ」と2本の「フタスジ」がいますが、こちらは性格が非常に荒く複数飼育はできませんので、間違えないように注意してください。

◎カクレクマノミ

カクレクマノミは「ペア以外の同種とは争いになってしまう」と、色んな雑誌やサイトに書かれていますが、ペアになっている個体を見抜くのは難しいです。

そこで、私の水槽にはカクレクマノミが1匹いたので、一回り大きめの個体を選んで導入してみました。

導入当初は、お互いに警戒し合っていましたが、一週間もするとお互いのテリトリーの場所が決まったのか、特に争う事もなく順調にいっていました。

しかし、3カ月ぐらいが経過した時、一緒に同居させてたナンヨウハギに異変が現れ、新しく入れたカクレクマノミが前から飼っていたカクレクマノミに近づこうとすると、ちょっかいを出すようになり、翌月あたりに岩陰で死んでいました。

もう少し長い期間で観察を続けないと、成功なのか失敗なのかは判断できませんが、カクレクマノミだけを飼育していれば違った結果になったかもしれません。

海水魚飼育を始めた初期から飼育していた「ニモ&ドリー」の絆が強かったのかは分かりませんが、結果としてそのような感じになってしまいました。

もし、カクレクマノミの追加を考えている場合、後から入れる生体は一回り大きい個体を選んでください。また、数匹一緒に導入したい場合は、大きさが同じぐらいで小さめの個体を選ぶと成功確率が上がります。

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まとめ

淡水の熱帯魚を飼育した事のある方は分かると思いますが、同じ種類の魚が群泳している水槽は、何故かキレイにまとまって見えます。

海の中の映像を見ると、スズメダイなどが群れを作って泳いでいるので、自宅の水槽でも複数飼育が可能なんだと勘違いしてしまいますが、自宅に置けるサイズの水槽では不可能になります。

あの群泳は、あくまで広い海だからこそ見れる光景で、水槽での飼育と一緒にしてはいけません。水槽という小さいスペースで複数飼育が可能なのは、上記で記載した種類ぐらいに限られます。

それ以外の種類でも個体ごとに性格が違うので、もちろん100%失敗するとは言い切れません。もし、色んな種類の複数飼育にチャレンジしたい場合は、避難用の水槽を準備するなどの対策をしてから行うようにしましょう。

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