海水魚水槽でいつかは飼育したい高額な海水魚は何か!
海水魚飼育を始めてある程度の月日がたち普段の水槽管理ができるようになると、いつかは飼ってみたいと考えている高額な海水魚が気になり始めませんか?
ネットなどで見る飼育上級者のミドリイシ水槽に、すーっと泳いでくる海水魚は高額な種類がほとんどになります。自分自身も飼育技術を上げて、いつかは飼ってみたいなぁと思うのは当然の事です。
しかし、飼育初期の段階で、これらの海水魚を導入する事は難しいので、ある程度飼育難易度が高い、中級者クラスのサンゴや海水魚が長期飼育できてから考えていくのが普通になります。
海水魚には、安価なものから高額なものまで種類がたくさんありますが、何故ここまで金額に差が出てしまうのか不思議に感じると思います。
高額になる条件として色々考えられる事がありますが、簡単に説明すると、
◦生息域が限られていて、輸入量が少ない。
◦生体自体の生息数が少ない。
◦採取が難しい。
などが、主な要因として挙げられます。
海は広いですし、世界各国で摂れる生体も違います。そして、長時間の輸送で海水魚がダメージを受けて死んでしまうと、店頭で販売される個体数も減ってしまいます。
特に、高額でも人気のある種類は、需要と供給の関係から手に入りづらいので、金額がどんどん上がっていく傾向にあります。また、最悪の場合は輸送自体が無くなってしまう事もあります。
先程、「中級者クラスのサンゴや海水魚を長期飼育できてから」と書いたのは、安易に導入するのではなく、しっかりと飼育していただきたいからになります。
とは言っても、いつかは飼ってみたいと夢を持つ事も、これからの飼育生活のモチベーションとして大切なので、上級者の水槽に導入されている生体などを紹介していきたいと思います。
私の考え的に10000円を超える生体は高額だと思いますので、その基準で考えていきます。また、今後の混泳などの事も考えて、グループごとに分けて記載していきます。
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・小型ヤッコの仲間!
◎マルチカラー・エンゼルフィッシュ
◎ココスピグミー・エンゼルフィッシュ
金額は、マルチカラーが15000円~30000円前後で、ココスピグミーは60000円~80000円ぐらいになります。
どちらも高額ですが、飼育自体は難しい事はありません。性格的にもタフで混泳も可能ですし、餌付けで苦労する事もそれほどなく、金額面を除けば初心者にもオススメできる生体になります。
◎シマヤッコ
◎スミレヤッコ
金額は、どちらも10000円~20000円前後でしょうか。もう少し安く販売しているショップもあります。
こちらはマルチカラーなどとは違い、飼育が非常に難しい種類になります。臆病な性格で混泳は難しいですし、餌付けに苦労します。水質的には、飼育難易度の高いサンゴが状態良く長期飼育できるレベルのものが求められます。
・ハゼの仲間!
◎パープルファイアー・ゴビー
リーズナブルな種類が多いハゼの仲間にあって、飛び抜けて金額が高いのが、このパープルファイアー・ゴビーになります。金額は、12000円~20000円前後でしょうか。
パープルファイアーの頭部は黄色いのが一般的ですが、色彩異変として頭部がピンク色の個体はピンクヘッドと呼ばれ、100000円~200000円前後と更に金額が高くなります。
餌付けや飼育は難しくありませんが、混泳には注意が必要で、同種や気の強い生体とは同居させない方が良いでしょう。
・ハナダイの仲間!
◎マダラハナダイ
一時期は入荷量が非常に少なく、100000円オーバーで取引されていましたが、最近は安定して入荷されるようになり、現在は15000円~30000円前後になりました。
気が強いので混泳の組み合わせには注意が必要ですが、餌付けも難しくなく飼育自体は容易です。サンゴ水槽に導入される事が多いんですが、あまり強い光を浴びすぎると汚らしく日焼けしてしまいます。
◎ベントラリス
ベテラン飼育者のサンゴ水槽でよく見かける種類で、金額は10000円~20000円前後になります。
餌付けや飼育は容易ですが、温和な性格のため混泳はさせず、サンゴ水槽での単独飼育が望ましくなります。照明は弱い方がベターだといわれますが、それほど日焼けをする事はありません。
・ハタ(バスレット)の仲間!
◎キャンディー・バスレット
オレンジの体色にブルーのストライプ模様がとにかく美しい種類ですが、深場に生息するため採取が難しく、金額はかなり高くなり、150000円~200000円前後が相場になります。
バスレットの仲間は臆病な種類が多く、水槽内でも岩陰に隠れてしまう事がほとんどですが、このキャンディー・バスレットは比較的水槽の前面に出てくる種類です。
強い照明でも日焼けはほとんどせず、飼育自体も容易な種類なので、夢のまた夢と考えて、状態の良いサンゴ水槽にペアで導入したい海水魚になります。
◎スイスガード・バスレット
こちらも、ピンクの体色にストライプ模様が非常に綺麗な種類になります。昔からサンゴ水槽の定番種として親しまれていますが、金額は25000円~35000円前後になります。
餌付けも飼育も難しくはありませんが、水質悪化と水温の上昇には敏感で、白点病になったり体調を崩したりしてしまいます。
飼育をするなら、水質・水温がしっかり管理されたサンゴ水槽に導入するのが一番良いでしょう。
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上記で記載した高額な海水魚の飼育を始めたら、「飼育日記」としてブログを始めてみてはいかがですか。飼育方法やアドバイスも一緒に載せてくれると、みなさんに感謝されると思いますよ。
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まとめ
いつかは飼育してみたい高額な海水魚として、流通量も比較的多く、金額が10000万円以上の生体を紹介させていただきました。
そして、サンゴ水槽に導入する方が多いと思うので、体長がだいたい10cm未満のものを選んでみました。(一部、それ以上になる個体もいます)
10000円前後の生体は、頑張れば導入する事も可能ですが、何万円・何十万円といった生体は、やはり導入するのに勇気がいります。
高額な海水魚は、綺麗で全く飽きのこない種類ばかりですが、飼育難易度の高いサンゴが長期飼育できるぐらいの飼育技術と、それを支える飼育設備を揃えてから導入を考えた方が無難です。
上記の生体は、海水魚を扱っている大きめなショップに行かないとなかなか見る事はできませんが、「いつかは飼いたい海水魚」を目標とするには最適だと思います。その目標に向かう第一歩として、飼育システムを揃えたり、飼育技術を磨いたりするのも悪くないのではないでしょうか。
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