海水魚飼育で私がやってしまった失敗体験!
海水魚飼育で私がやってしまった失敗体験!は、数多くありました。もちろん大きな失敗ばかりではなく、小さい失敗も含めてになります。
そこで、私の約15年の飼育経験を基に、過去の失敗と解決方法をまとめてみましたので、これから海水魚飼育を始めようと思っている方や、海水魚飼育を始めて間もない方に、参考にしていただきたいと思います。
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~水槽システム~
◎水槽・・60×45×45(水量約100リットル)
◎濾過・・水中フィルターとプロテインスキマーの併用
◎照明・・LEDライト2灯
底砂はサンゴ砂でライブロック約10kg、水流ポンプ1個。
・私がやってしまった失敗(1)
◎混泳は簡単なのか?
私は海水魚飼育でも、魚種を選べば混泳は簡単だと思っていました。
スタート時に導入した生体は、カクレクマノミ・ハタタテハゼ・スカンクシュリンプ・デバスズメダイ(3匹)で、この後も色々追加していきたいと考えていました。
飼育を始めて3カ月ぐらいした時、大人しいはずのデバスズメダイが縄張り争いをするようになり、そこにカクレクマノミが加わって、4匹での激しい争いが始まりました。
臆病なハタタテハゼはライブロックの隙間から出てこなくなり、気付くと水槽内には、カクレクマノミ・スカンクシュリンプ・デバスズメダイ(1匹)になっていました。
(解決策)
どんなに大人しいといわれている魚種でも、限りあるスペースの水槽の中では、争いが起こることがあります。特に同種同属の混泳には注意が必要です。
混泳を考えるのであれば、ある程度の大きさがある(水量を確保できる)水槽を用意しなければなりません。
生体を導入する際は、気の強い魚種を後から入れたり、同種間であれば大きい個体を後から入れるなど、導入する順番に気を遣えば成功確率が上がります。
広い海とは違い、混泳に100%成功はありません。また、最初の内は成功していても、個体の成長に伴い水槽内での力関係が突然変わったりします。普段から、水槽を観察する癖を付けるのも大切な事です。
・私がやってしまった失敗(2)
◎サンゴの飼育は簡単?
海水魚飼育を始めて6カ月後ぐらいに、サンゴの飼育を始めました。自分なりに調べて、初心者向けのサンゴを中心に選び、3~4カ月は問題なく飼育できたため、その後も少しずつサンゴを追加していきました。
初期に導入したサンゴは、ディスクコーラル・スターポリプ・マメスナギンチャクで、その後に追加したのが、バブルコーラル・コエダナガレハナサンゴ・ウミキノコ・トサカの一種・ハナサンゴ・イエローポリプなど。
そして数カ月が経つころ、ほとんどのサンゴの状態が悪くなり、ポリプを開かなくなってしまいました。その後は熱帯魚雑誌によく書いてある通り、溶けるように無くなっていきました。
(解決策)
導入してすぐの頃は、ポリプも良く開き、サンゴ飼育は簡単なんだと勘違いしてしまいます。しかし、サンゴは長期飼育が非常に難しいので、短期間の内に次々と導入しない方が無難です。
サンゴは魚より水質に敏感で、1回調子を崩すとポリプの開きが元には戻らず、徐々に衰弱していってしまいます。
サンゴの状態を見ながら、水替えの回数を多くしたり、照明や水流などを変えてみたり、サンゴに一番良い状態を早期に探す事が大切になります。
・私がやってしまった失敗(3)
◎生体導入時のトリートメントとは?
最初は、誰でも飼育の簡単な生体を選ぶと思います。しかし、飼育を始めて1年もすると、少し目立つ「ザ・海水魚」といったカラーリングのものに興味がわいてきます。そして、その時期に私が選んだ生体はチョウチョウウオの仲間でした。
購入したのは、とがった口が特徴のフエヤッコ。水槽の水質も安定していましたし、水合わせをしっかり行えば平気だろうと思い、水合わせ後に導入しました。普通に泳いでいたので気にしてなかったのですが、餌を食べてなかったらしく、5日ぐらいで死んでしまいました。
フエヤッコが死んでしまったのは、餌付いてなかったからだと思い、次にハタタテダイを購入。ハタタテダイも水合わせの後、水槽に導入しました。2~3日後、水槽内に白点病が発生し、ハタタテダイは直ぐに死んでしまいました。
同時に飼育していたナンヨウハギにも白点病がうつってしまい、急いで薬剤を入れ、何とかナンヨウハギは助かりました。その後も数日に1回水替えを行い、元の水槽に戻すのに非常に苦労しまいた。
(解決策)
チョウチョウウオの仲間を水槽に導入する時は、必ずトリートメントを行わないといけません。トリートメントをしっかり行っても白点病になりやすいので、白点病用の薬剤も準備しておくと安心です。
水槽のシステムも、薬剤を使えるようにしておく必要があります。エビ・サンゴ・ライブロックが水槽内に入っていると薬剤を使用できませんので、チョウチョウウオ中心の水槽を考えている方は気を付けてください。
エビやサンゴなどに害のない薬剤も販売されていますが、サンゴ水槽にチョウチョウウオを導入するには、かなりの飼育技術が必要ですので初期段階ではやめておきましょう。
エビ・サンゴ・ライブロックを導入している水槽でも使用ができる、無脊椎OKの魚病薬も販売されています。私は、このタイプの魚病薬を使ったんですが、しっかり病気も治りましたし使用方法も簡単でしたので、魚用の常備薬として備えておくと安心だと思います。
・私がやってしまった失敗(4)
◎イソギンチャクの管理!
私が海水魚飼育をする上で、一番飼いたかったのがカクレクマノミです。やはりクマノミの仲間といえばイソギンチャクとの共生を見たくて、色々な熱帯魚ショップに行って探しました。
始めてイソギンチャクを飼育するので、比較的飼育の簡単な「サンゴイソギンチャク」を選びました。カクレクマノミとの相性はあまり良くないのですが、水槽内では共生する事が多いという言葉を信じて、初めてのイソギンチャク飼育がスタート。
購入したのは3月頃だったので、水温が上がる事もなく順調に飼育ができていました。それから4カ月後の7月頃、気温が上がるのと同時に水温も上がってしまい、急に状態が悪くなって死んでしまいました。その後、水槽を半リセットし、他の生体は何とか助かりました。
(解決策)
イソギンチャクは水温が28℃以上になると、急に状態が悪くなります。もちろん、水質も良い状態に安定させなくてはいけません。水替えの回数を増やしたり、冷却ファンや水槽用クーラーでの高水温対策が不可欠になります。
イソギンチャクは、状態が悪くなり死んでしまうと、腐敗して水質を急激に悪化させてしまいます。その前に別容器に隔離しないと、水槽崩壊につながってしまい、水槽のリセットを余儀なくされてしまいます。
また、他の生体やサンゴなどにも悪影響を与えてしまいますので、イソギンチャクを飼育する際は、そのようなリスクがあることを承知して飼育しなければなりません。
・私がやってしまった失敗(5)
◎器具類の管理不足!
水槽には色々な器具を設置していますが、1つでも故障すると水槽管理ができなくなってしまいます。目で見て動作が確認できる、動きのある器具は問題ないのですが、ヒーターの動作は目で見て分かりません。
私も、飼育していた魚が水槽の底の方でジッとしているのを見るまで、ヒーターの故障に気付きませんでした。
魚の動きがおかしいと思い水温計を見ると19℃になっていて、そこでやっとヒーターの故障に気付きました。しかも気付いたのが夜の事で、予備のヒーターもなく、どうしてあげることもできませんでした。
底の方でジッとしていたヨスジリュウキュウスズメダイは死んでしまい、水槽に残ったのは、カクレクマノミ1匹だけになってしまいました。
(解決策)
ヒーターの動作を確認するには、水温計を見るしかありません。1日1回ではなく、最低でも3回は確認するようにしましょう。
器具類は故障が付き物で、いつ故障するかは分かりません。予算の関係もありますが、予備の器具類も準備しておいた方が安心です。
私の水槽には水流ポンプを2個入れていたのですが、1個が故障した時も、もう1個が作動していたので、特に問題が起きませんでした。また、私が飼育していた頃の水槽システムでは、水中フィルターとプロテインスキマーを併用していましたので、仮にどちらかが故障しても水槽崩壊は防げたと思います。
フィルターやヒーターの故障は、生体に一番影響のある水質や水温を急激に変化させてしまいます。金額にもよりますが、器具類は複数ある方が何かと便利です。また、水替え時には必ず動作確認を行いましょう。
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まとめ
過去に色々な失敗をしてきた中から、大きなミスを5つ挙げてみました。どの失敗も知識や経験があれば防げた内容ですが、意外とこのような壁にぶつかる事が多いので、これから飼育を始めようと考えている方には参考にしていただきたいです。
海水魚飼育も成功ばかりであれば一番良いのですが、ベテランの上級者でなければ成功を続けるのは難しい面があります。
飼育を始めたばかりの段階では、ある程度失敗を繰り返す事を恐れず、色んな事にどんどんチャレンジをして、自分なりの解決策を見つけられるようになっていただきたいです。
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