海水魚飼育の段階別ステップアップ術「1年計画」!
海水魚飼育に関する事を、段階別に分けてステップアップしていく「1年計画」を考えてみました。ステップアップといっても、上級者向けの高度なものではなく、初心者の方が中心の内容になります。
水槽の立ち上げから、
◦生体の導入
◦サンゴの導入
◦生体の追加
◦サンゴの追加
◦器具の変更と追加
など、どういう方法で行ったらいいのか、私の行った方法を伝えていきたいと思います。また、その時々の段階に合う生体やサンゴも紹介していきます。
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~水槽システム~
◎水槽・・60×45×45(水量約100リットル)
※私の立ち上げた水槽がこのサイズなので、このサイズで話を進めていきます。
この水槽サイズは、混泳水槽にもサンゴ水槽にも対応できる大きさなので、これから飼育を始めようと思っている方には一番オススメしたい水槽になります。
(ステップ1)
◎水槽立ち上げ初期(生体の導入)
この時期は「どんな水槽にしようか?」・「どんな生体を飼おうか?」・「どんなサンゴを導入しようか?」など、海水魚飼育に対して夢がいっぱいある時です。
水槽を立ち上げて水回しをしていると、ついつい未来の水槽の事を考えてしまうものです。
この時期は海水魚飼育を始めるわくわく感と、しっかり飼育できるかどうかの不安感が、半分半分といったところでしょうか。
(私の方法)
私は最初が肝心だと思って、立ち上げ時にはバクテリア剤スターターキットを使い、水回しを2週間行いながらバクテリア剤を適量追加して様子を見ました。
そして、十分水回しをして飼育水ができあがった2週間後に生体を導入しました。
(この時期の生体・サンゴ)
この時期は水槽立ち上げ初期のため、水質が完全には安定していません。生体を大量に導入するわけにはいきませんので、1~3匹を目安にします。
◦スズメダイの仲間(デバスズメダイ以外の複数飼育は注意が必要です)
◦クマノミの仲間(小さめの個体を選んだ方が無難です)
この時期にサンゴ導入はやめましょう。
生体は、まだ少なめでガマンしないといけません。この時期は、とにかくガマンが必要で辛いんですが、水槽内に変化が無いか等をよく観察する事に集中しましょう。ライブロックの中から小さいカニや貝類が現れてビックリする時もありますが、それも海水魚飼育の楽しみの一つになります。
(ステップ2)
◎水槽立ち上げから3カ月(サンゴの導入)
水槽を立ち上げて数匹の生体も導入し3カ月が経つと、水槽の水替えも2~3回は行っていて、水槽の管理にも少し慣れた頃だと思います。最初に導入した生体がしっかり飼育できていれば、水質も安定している証拠です。
最初に導入した生体は1~3匹にしたので、まだ水槽内が少しさみしく感じます。この時期は、生体の追加よりサンゴを導入した方が急激な水質変化を避けられます。初心者向けで、比較的飼育しやすいサンゴを導入してみましょう。
(私の方法)
私はこの時期、生体を追加しようと思って、色んな熱帯魚ショップに行っていました。しかし、欲しい生体が販売してなかったため、サンゴの導入を決めました。
ショップの店員さんに、初心者でも飼育できるサンゴを聞き、スターポリプとディスクコーラルを導入しました。
(この時期の生体・サンゴ)
最初に導入した生体にもよりますが、サンゴにプラスしてエビの仲間を導入してみても良いと思います。とりあえず、サンゴ2つにエビを1匹ぐらいを追加してみましょう。
◦スターポリプ(ソフトコーラル)
◦ディスクコーラル(ソフトコーラル)
◦スカンクシュリンプ(エビの仲間)
◦ホワイトソックス(エビの仲間)
この辺りを導入すると、かなり華やかになってきます。サンゴの配置も一度ではなかなか決まらないので、何回かやり直して最適の場所を見つけてあげましょう。
今後もサンゴの追加を考えている方は、それも考慮して配置を決めてください。できればこの時に水流ポンプも追加して、水槽内にランダムな流れを作れれば理想的です。
エビの仲間を導入する場合、エビは水質の急変に非常に弱いので導入時の水合わせは慎重に行わないといけません。上記で紹介したエビはクリーナーシュリンプなので、水槽に慣れてしまえば魚の体表をクリーニングする姿が観察できます。
(ステップ3)
◎水槽立ち上げから6カ月(生体の追加)
立ち上げから6カ月が経ち、導入した生体とサンゴが問題なく飼育できていたら、水質管理がしっかりできていて安定している状態です。
この水質が維持できている水槽なら生体を追加しても大丈夫です。初期段階で導入した生体は、スズメダイやクマノミの仲間でした。この仲間は、同種同属間で激しい縄張り争いをするので、少し違った魚種を選びます。
(私の方法)
私が初期段階で導入した生体は、カクレクマノミでした。小型ヤッコかハギの仲間を考えていましたが、「ニモ&ドリー」を自宅の水槽で再現したくて、ナンヨウハギを選びました。
ナンヨウハギは白点病になりやすいと言われたので、エビやサンゴに害のない無脊椎OKの薬剤も一緒に購入しました。
(この時期の生体・サンゴ)
この時期の生体選びは意外と難しいものです。6カ月間の飼育経験があり、飼育に自信が出てくるので、色んな魚種に目がいってしまいます。そこでポイントとして、人口餌をすぐに食べるようになる魚種に絞りましょう。
◦ナンヨウハギ(ハギの仲間)
◦キイロハギ(ハギの仲間)
◦ルリヤッコ(小型ヤッコの仲間)
◦フレームエンゼル(小型ヤッコの仲間)
この辺りの魚種は、比較的人口餌にも慣れ水槽の主役にも向いてますので、自分の水槽の主役にしたい魚種を選んでください。小型ヤッコには、人口餌を食べない種類もいますので、購入する際はショップの店員さんに確認しましょう。
個体の大きさですが、大きい方が見栄えが良いのですが餌付きにくいので、小さめの個体(500円玉ぐらいのサイズ)を選んでしっかり餌付かせ、水槽内で育てていくようにしてください。海水魚は淡水魚に比べて長生きですので、水槽内で成長していく様子を観察できるのも特徴になります。
(ステップ4)
◎水槽立ち上げから9カ月(サンゴの追加)
水槽立ち上げから9カ月が経ち、飼育のレベルもかなり上がった頃です。この時期は、魚よりサンゴに興味が出てきます。
日常の水槽管理もできるようになり、飼育に対する知識もついてきますので、サンゴが魅力的に感じてきます。こう感じたら、思い切って3~4個サンゴを追加してみましょう。
いきなりミドリイシのような、上級者でも長期飼育が難しいものは選ばず、比較的容易に飼育できる種類を選びます。
(私の方法)
私もこの時期はサンゴに興味があり、2つのショップで2個ずつ購入し、非常に華やかになったのを覚えています。
個体は、コエダナガレハナサンゴやバブルコーラルなどを導入し、ランダムな水流を作るため更に水流ポンプも追加しました。
(この時期の生体・サンゴ)
今回はサンゴを中心に追加するため、生体の追加は行いません。サンゴの配置を決めるのに時間がかかると思いますので、そちらに集中しましょう。
◦コエダナガレハナサンゴ(ハードコーラル)
◦バブルコーラル(ハードコーラル)
◦ウミキノコ(ソフトコーラル)
◦マメスナギンチャク(ソフトコーラル)
◦ハナサンゴ(ハードコーラル)
この他にも、この段階で導入できるサンゴはあります。同じ種類を数個導入する方法もありますが、数種類のサンゴを入れた方が自然な感じになります。水流も大切になりますので、水流ポンプの追加も忘れずに行いましょう。
(ステップ5)
◎水槽立ち上げから12カ月(器具類の変更・追加)
遂に、水槽立ち上げから12カ月が経ちました。この飼育期間の中で、色んな事があったのではないでしょうか。生体が死んでしまったり、サンゴの状態が悪くなってしまったり、いい事ばかりではなかったと思います。
生体もサンゴも、ある程度の量が入っていて、立ち上げ初期の器具類では飼育が厳しくなってきています。飼育していてこのように感じたら、器具類の変更や追加を考えていきましょう。
(私の方法)
私は、この12カ月が経った頃、照明器具と水流ポンプを変更しました。照明器具は蛍光灯からLEDランプに変更し、水流ポンプを更に1個追加しました。
魚は順調に飼育できていましたが、サンゴはポリプの開きが悪かったり、溶けてしまったり、順調という感じではなく、何か対策をしないといけなかったので、器具類を変更して様子を見ました。
(この時期の生体・サンゴ)
今まで導入した生体が全部生きていた場合は、生体の導入はしない方がいいと思います。それよりも器具類を充実させて、レベルアップしたサンゴを飼育してみてはいかがでしょうか。
◦オオバナサンゴ(ハードコーラル)
◦ウミアザミ(ソフトコーラル)
◦ヤギ(陰日性ソフトコーラル)
◦キサンゴ(陰日性ハードコーラル)
この時期になると、飼育技術もかなり上がっているので、少し飼育の難しいサンゴにチャレンジしてもいいと思います。
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まとめ
今回は、初期段階から3カ月ごとにステップアップしていく方法を記載してみました。もちろん、人それぞれステップアップしていく方法は違いますので、あくまで目安として考えてください。
大まかにこのような段階を踏んで行けば、1年後には飼育初期段階では想像できなかった水槽ができ上がります。
特に、サンゴの飼育は、
◦コレクションして楽しむもの
◦給餌が必要なもの
◦清純な水じゃないと長期飼育が不可能なもの
など、どんどんレベルアップしていく事ができます。
レベルアップしていくうちに必要になる器具類も変わってきます。予算などに応じて、自分の作りあげたい水槽の最終形を目指していくと良いと思います。
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