『海水魚水槽』でチョウチョウウオを飼いたい!

『海水魚水槽』でチョウチョウウオを飼いたい!

『海水魚水槽』でチョウチョウウオを飼いたい!と思っている方も多いですよね?

チョウチョウウオは、熱帯魚ショップや水族館で見る機会も多く、海水魚の代表的な存在です。

チョウチョウウオは大きく分けて2種類あり、サンゴを主食とする「ポリプ食性」と、サンゴ以外の物も食べる「雑食性」のものです。飼育が比較的簡単なのは「雑食性」の方になります。

チョウチョウウオの飼育をする上で、注意する事が何点かありますので、記載していきたいと思います。




(注意点1)

◎他の魚に比べて白点病にかかりやすい。

海水魚の中で、白点病にかかりやすいナンバーワンと言っていいでしょう。特に水槽導入時は、トリートメントタンクでしっかりトリートメントしないと、かなりの高確率で白点病になってしまいます。

また、購入してきた生体が水槽内に病気を持ち込んでしまう可能性もあります。そのため、チョウチョウウオを水槽内に追加するたびに、トリートメントが必要になります。

(注意点2)

◎餌付けが難しい。

「雑食性」と言っても、餌付けが難しい時もあります。環境が変わると餌を食べなくなってしまう場合があるので、トリートメントタンクでトリートメントを行っている時、一緒に餌付けをするのが一般的です。

また、サンゴを主食とする「ポリプ食性」の種は、餌付けの難易度が高いのでビギナー向けとは言えません。どちらの食性のチョウチョウウオも、小さめの個体の方が餌付きやすいので購入の際の個体選びも重要な要素になります。

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(注意点3)

◎サンゴを食べるのでサンゴ水槽には導入出来ない。

「ポリプ食性」の種類はもちろんですが、「雑食性」の種類もサンゴを突いたり、食べたりします。また、チョウチョウウオを飼育していると、魚病薬を使って治療する事が多いので、サンゴ等の無脊椎は導入しないのが一般的です。

ライブロックではなく飾りサンゴを使ったり、装飾品でレイアウトする方が良いでしょう。無脊椎OKの魚病薬を使う場合は、ライブロックを入れていても大丈夫です。

(注意点4)

◎水槽は魚病薬が使えるシステムにする。

上記の注意点の中でも説明しましたが、チョウチョウウオは白点病にかかりやすいので魚病薬を使う事が多いです。

そのため、普段から魚病薬が使えるシステムにしておく必要があります。ライブロックは入れずに飾りサンゴ等を使用し、底砂を入れる場合は掃除のしやすい大粒の物にしましょう。

※上記に記載した4点の条件をクリアすれば、チョウチョウウオ飼育の成功に近づけると思いますので、ぜひチャレンジしていただきたいです。




次に、トリートメントタンクと餌付けの方法も、説明していきたいと思います。

(トリートメントタンクの手順)

①水槽の立ち上げ

45cm水槽に、外掛け式フィルターと投げ込み式フィルターを併用して設置し、カルキ抜きと人工海水の素を入れて通常通り立ち上げる。この時、海水の比重は少し薄めの1.020ぐらいに合わせます。

②水回し

立ち上げた後は、通常の水槽と同じように水回しをします。トリートメントタンクといえども、隠れ家がないと落ち着きませんので、飾りサンゴ等を入れておくと良いでしょう。

少量の魚病薬を使いながらトリートメントをしていきますので、ライブロックや底砂は入れません。

③生体の導入

立ち上げから1週間~10日したら、生体の導入になります。通常通り水合わせをして水槽の中に入れ、病気が出ないかを確認します。期間は、2週間程度が目安です。

このままの状態で2週間が経過し、病気が出なければメイン水槽に移してOKです。状態が悪かったり、病気が出てしまったら治療に入ります。

④病気の治療

まず、生体をバケツ等に移します。この時、水槽に入れておいた投げ込み式フィルターも一緒に入れてください。その後、トリートメントタンクに魚病薬を規定量の半分入れ、固まり等が無くなるまで溶かしたら、水合わせをして生体を導入します。

これで、病気が出ないようなら、トリートメントタンクの水替えを行い、生体の様子を約10日程見ます。病気等の問題が無ければ、メイン水槽に移してOKです。病気が出るようなら、繰り返し治療を行ってください。

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(餌付けの手順)

①人工エサを与える

まず最初は、人口エサを与えてみます。小さい容器にエサと海水を入れ、スポイトで魚の近くに流すようにします。海水が汚れないように、少量にしてください。

これを食べるようなら餌付けの必要はありません。また、餌を気にしているようなら数日与え続けてみてください。数日与えても食べない場合は、次に進みます。

②クリルを与える

次に、香りの強いクリルを与えてみます。人口エサと同じような方法で行なってください。最初は食べなくても、突くような行動をするようでしたら可能性がありますので、根気良く与えてみましょう。食べない場合は、次に進みます。

③冷凍エサを与える

次に、冷凍のコペポーダ等を与えてみます。冷凍エサは水を汚しやすいので、与え過ぎには注意してください。「雑食性」のチョウチョウウオであれば、この辺りで食べるようになります。どうしても食べない場合は、次に進みます。

④生エサを与える

最終段階として、生エサを与えます。甘エビやアサリを与える方法ですが、とにかく水が汚れます。水替えの頻度も増えますので、手間がかかる事を覚悟してください。

「ポリプ食性」のチョウチョウウオの場合は、ここから始めないと餌付く事は少ないので、生エサを与える方法は覚えておいていただきたいです。

(アサリの与え方)

⑴まずアサリを冷凍し殺菌します。

⑵冷凍したアサリをミンチにし、人工エサを混ぜて貝殻に塗り付け、再度冷凍します。

⑶それを貝殻ごと水槽に入れます。

これを与えていると、徐々に人工エサの香りにも慣れていき、他のエサも食べる可能性が出てきます。残ったエサは水を汚してしまうので、すぐに取り出して処分してください。

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まとめ

チョウチョウウオの飼育についてまとめてみました。注意点がやや多く、初心者の方には難しく感じると思います。そのため、飼育は中級者向けといえるでしょう。

設備もそれなりの物が必要になってきます。チョウチョウウオは、10~15cmぐらいに成長するので、水槽は60×45×45サイズは用意したいところです。また、フィルターも充分な濾過能力の物を準備しましょう。

チョウチョウウオ同士の混泳も問題ありません。他の魚種との組み合わせの幅も広いので、色々な楽しみ方が出来るのも魅力の一つです。しかし、混泳相手は白点病になりづらい生体を選んでください。

「ポリプ食性」のチョウチョウウオは飼育が難しいので、熱帯魚ショップで既に餌付いている「雑食性」のものから飼育を始めてみるのが一番です。その後、トリートメントや餌付けが上手くできるようになったら、「ポリプ食性」のチョウチョウウオの飼育を始めてみてください。

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