『海水魚飼育』で失敗しない混泳!

『海水魚飼育』で失敗しない混泳!

『海水魚飼育』で失敗しない混泳!を考えてみたいと思います。海水魚は淡水魚に比べて縄張り争いが激しいため、間違った組み合わせで混泳すると、癒されるはずの自宅の水槽が争いの絶えないストレス水槽になってしまいます。

しかし、小型水槽を除き自宅の水槽内に魚が1匹では少し淋しい気がしますので、

◦混泳向きの魚種

◦混泳に向かない組み合わせ

◦混泳するならこの組み合わせ

などを、紹介していきたいと思います。

大きな海とは違い、限られたスペースの自宅の水槽では、混泳が100%成功するという保証はありません。ここでは、比較的混泳が上手くいく方法を考えていきますので参考にしてください。

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・混泳向きの魚種!

◎カクレクマノミ

最もポピュラーな人気種です。人口餌もよく食べ非常に丈夫、比較的性格も大人しめのため飼育しやすい魚種になります。縄張り争いで多少の小競り合いは起きますが、大きな問題にはならないでしょう。

しかし、ペア以外の同種同属間では激しい争いになる事が多いので注意が必要になります。ペアを見極めるのは難しいので、水槽内には1匹と考えた方が良いでしょう。

◎デバスズメダイ

スズメダイの仲間は、非常に性格がきつく混泳にはあまり向きませんが、このデバスズメダイだけは比較的大人しいので混泳が可能です。人口餌もよく食べ非常に丈夫、スタート時にぜひ導入していただきたい魚種になります。

成長に伴い個体差が出てくると争いが起きる確率が高くなりますので、水槽の管理はしっかり行いましょう。

◎ナンヨウハギ

やや大きくなるハギの仲間で、奇抜なカラーリングが特徴の人気種です。人口餌にもよく慣れ、飼育しやすい魚種になります。しかし、白点病になりやすい面があるため、魚病薬を常備しておくと安心です。

また、成長するにつれ、他魚種にちょっかいを出すようになる事があります。導入の際は、500円玉ぐらいのサイズの方が餌付きも良く飼育が簡単です。

◎ハタタテハゼ

水槽内をホバリングしている姿が可愛いハゼの仲間です。一見弱そうに見えますが、水槽に慣れれば非常に丈夫で、人口餌も食べるようになります。

1匹だと大人しいのですが、同種同士を複数飼育すると激しい争いになるので、水槽内には1匹だけの導入と決めましょう。

また、驚いた時に水槽外に飛び出してしまう事があるので、水槽の蓋は必須アイテムになります。

◎スカンクシュリンプ

クリーナーシュリンプとして有名なエビの仲間で、水槽内でも魚の体表をクリーニングする姿が観察出来ます。赤い体色が意外と存在感があり、1匹でも水槽内では目立つ存在になります。

水質の急変には弱い面があるので、水槽に導入する際の水合わせは慎重に行わないと、すぐに調子を落としてしまいます。




・混泳に向かない組み合わせ!

◎同種同士で争う魚種

海水魚の中には、同種同士で激しく争う種類が結構います。スズメダイの仲間のように気の強い種類は分かりやすいのですが、水槽に1匹だと非常に大人しい種類が複数匹導入すると激しい争いになる場合があります。

ハタタテハゼを始めとする遊泳性ハゼや、カエルウオの仲間がその例ですので水槽内に1匹と決めましょう。

◎同属同士で争う魚種

色々な種類があり、混泳させてみたい小型ヤッコの仲間ですが、同属同士では争いになります。性格の弱い個体から順に導入して、小型ヤッコの混泳を成功させる例も聞きますが、小型ヤッコは1匹でも存在感がありますので、無理な混泳を行わない方がいいのではないでしょうか。

◎シルエットが似ている魚同士

種類が異なれば基本的には争いになりませんが、シルエットが似ている魚同士は、縄張り意識から争いが起きる事があります。シルエットが異なった魚同士は、意外と無関心なので混泳成功の秘訣といえます。

「ニモ&ドリー」で有名なカクレクマノミとナンヨウハギは、シルエットが異なるため混泳が成功する確率は高いです。

◎肉食傾向がある魚種

カエルアンコウ・カサゴ・サメなどは肉食だと分かっているので、混泳水槽に導入する事は無いと思います。しかし、小型魚の中にも意外と気付きにくいのですが肉食傾向にある魚種もいます。

バスレット類・ニセスズメ類・ゴンベ類がその代表で、小さいエビや小さいハゼなどを、食べてしまう事があります。

◎サンゴを食べる魚種

サンゴ水槽に入れてはいけない魚種もいます。代表的なのは、自然界でサンゴを主食とするゴールデンエンゼルで、ほとんどのサンゴを食してしまいます。

その他にも、チョウチョウウオの仲間や、ヤッコの仲間はポリプ食が強くサンゴを突いたりします。サンゴを中心に飼育している場合は、導入しない方が良いでしょう。




・混泳するならこの組み合わせ!

混泳をする場合は、どの魚を中心にするかを決める事が大切で、決めた魚を中心に、混泳相手を決めていきます。ここでは人気のある魚種を中心にして、どんな混泳相手が理想的なのかを考えていきたいと思います。

◎カクレクマノミ中心の場合

クマノミの仲間以外なら比較的混泳はしやすくなります。しかし、デバスズメダイを除くスズメダイの仲間とは、小競り合いが起きますので注意が必要です。

混泳のオススメは、ナンヨウハギ・スカンクシュリンプ・ハタタテハゼ。このメンバーなら争いも起きにくく、比較的落ち着いた混泳水槽になりそうです。

◎フレームエンゼル中心の場合

フレームエンゼルは、真っ赤な体色が非常にキレイな小型ヤッコの仲間です。小型ヤッコ同士を混泳させる時は、大きい個体や性格の強い個体を後から導入すると成功する事があります。

しかし、そのリスクのある混泳よりも、デバスズメダイや、ロイヤルグラマなど小型な種類を選べば、主役のフレームエンゼルを引き立てる水槽が出来上がります。

◎キンギョハナダイ中心の場合

この種類は、海水魚には珍しく複数飼育した方が良い魚種になります。水槽サイズにもよりますが、3~5匹を一緒に導入する方が落ち着くのが早いです。

混泳相手は、フレームエンゼルなどの同系色の魚を入れても華やかでいいのですが、主役の座を奪われてしまうので、同系色の導入を考えるのであれば、スカンクシュリンプやホワイトソックスなど、エビの仲間が良いと思います。

◎チョウチョウウオ混泳水槽

チョウチョウウオには、雑食性とポリプ食性の2種類いますが、飼育しやすいのは雑食性の方です。この仲間は白点病になりやすいため、トリートメントをしてから水槽に導入します。

飼育しやすいのは、アケボノチョウチョウウオやミゾレチョウチョウウオ辺りで、少し飼育が慣れたら変わった形のフエヤッコやハタタテダイ辺りを入れたいところです。雑食性のチョウチョウウオは種類が多いので、好きな個体を選ぶ楽しみもあります。

スズメダイなどの白点病になりにくい種類をワンポイントとして導入してもいいですし、種類の違うチョウチョウウオ同士を混泳させてもキレイに見えます。魚病薬を使う事があるので、サンゴやエビなどは導入しない方がいいでしょう。

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まとめ

しっかりと管理された水槽で、色んな魚達が泳ぐ姿を見るのは、日々の疲れを取ってくれるほど癒されます。しかし、間違えて魚種を選んでしまうと、争いの絶えない、見ているだけでストレスになる水槽になってしまいます。

最初から難しい混泳にチャレンジするのではなく、簡単に混泳出来る魚種を選んでスタートした方が『海水魚飼育』をしていく上でプラスになります。

これから『海水魚飼育』を始めて、混泳水槽を目指すのであれば、ある程度の水量が確保出来る大きめの水槽が必要になります。最低でも、60cm規格水槽ぐらいを用意したいところです。

スペースが確保出来るのであれば、90cm水槽以上の方が混泳水槽には向いています。このぐらいの水槽が準備出来れば、大型ヤッコを含めた混泳も可能になりますので、自宅に水槽を設置出来るスペースを作って色んな混泳にチャレンジしていただきたいです。

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