『海水魚飼育』を小型水槽で始めたい!

『海水魚飼育』を小型水槽で始めたい!




『海水魚飼育』をするには、大きな水槽で大掛かりな設備が無いと飼育できないと思っている方も多いのですよね?

それは間違いではないんですが、全ての生体に当てはまる訳ではなく、実は初心者でも小さい水槽でスタートする事が出来ます。

小さい水槽といっても、30cmキューブ水槽(水量約25L)ぐらいは用意したいところです。この水槽サイズで、ベテランの方の中には飼育難易度の高いサンゴを中心に飼育している方も多くいます。

もちろん小さい水槽では導入できる生体やサンゴの種類は限られてしまいますが、小型水槽なりの良さもありますので、是非チャレンジしていただきたいです。

卓上マリンアクアリウムというのも意外と人気で、大好きな海水魚を見ながらデスクワークなんで、夢のように感じます。

そこで今回は、そんな夢の実現に少しでもお手伝いができるよう、小型水槽の利点と欠点を記載していきたいと思います。


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・小型水槽の利点!

◎設置場所が自由

30cmキューブ水槽ですと、水量が約25リットル。水槽内にライブロックなども入れますので、総重量は30kg~35kgになります。

これでもかなりの重さですが、大きい水槽の総重量は100kgオーバーの物も少なくありませんので、この大きさ以下の水槽は手軽な部類に入ります。

30cmキューブ水槽の総重量を考えた場合、飼育水を他の容器に移せば、意外と簡単に設置場所を変更する事も可能です。

もちろん、大型水槽も設置場所を変更する事ができますが、飼育水を入れるポリタンクやバケツが複数必要になりますので、それらの道具を保管する場所も考えないといけません。

その点、30cmキューブ水槽ぐらいの水量であれば、管理道具を保管する際も場所を取らないので安心です。

◎水替えが楽にできる

30cmキューブ水槽の場合、水替えは2週間~4週間に1回、10リットルぐらいを交換します。水槽の状態によって一概には言えませんが、おおよその目安はこのくらいになるでしょう。

立ち上げ初期の水質が安定していない場合の水替えは1週間に1回のペースで行い、バクテリアなどもプラスしていくようになります。

これでも面倒だと思う方もいると思いますが、参考までに大型水槽(水量約100リットルの場合)は約4週間に1回、30リットル~50リットルの水替えを行うようになります。

また、水槽自体が大きいので、ガラス面のコケ掃除や器具類の掃除も時間がかかります。こういった事を総合的に考えて、小型水槽の方が水替えが楽にできます。

◎金額的に安い

底砂として入れるサンゴ砂やライブロックなどは、大型水槽に比べて少なくて済みますし、ヒーターやフィルターの容量も、水量に合った小さい物で大丈夫です。

もちろん海水も少なくて済むため、大型水槽よりもかなりコストを下げられます。そういった面では、手軽に始められて良いのではないでしょうか。

◎小型水槽ならではの楽しみ

共生といえば、クマノミとイソギンチャクが最も有名ですが、イソギンチャクの飼育は小型水槽には向きません。小型水槽で楽しむなら、共生ハゼとテッポウエビの共生がオススメになります。

その中でも、ハタタテネジリンボウとランドールズ・ピストルシュリンプは両方共目立つカラーリングで、共生している姿を観察するのに最適だと思います。

生体を少なくして「サンゴ水槽」も楽しめます。メタルハライドランプ(メタハラ)を用意できない場合は、強い光量の必要な物は飼育できませんが、それほど光量を必要としないサンゴもありますので、レイアウト次第では、幻想的な水槽にすることが出来ます。




・小型水槽の欠点!

◎水質が安定しにくい

やはり大きい水槽に比べ、水質が安定しません。しかし、それは立ち上げ初期ぐらいと考えていいでしょう。導入している生体の種類や数によりますが、一度水質が安定すれば、水替えの回数を減らしてもOKです。

水替えの回数を減らした後も、水槽の様子を普段から確認する事を習慣づけてください。水量が少ないほど、水質が急変してしまう事があります。

◎大きな生体は飼育できない

見栄えのする大型ヤッコなどの飼育は、もちろん出来ません。飼育できる生体は、小型な海水魚やエビなどが中心になります。

小型魚でも水槽の主役に最適な種類はたくさんいますので、小型な種類から自分の飼育したい生体を見つけてください。とはいっても、初期段階は水質悪化に対して許容範囲の広い種類から選んだ方が無難です。

サンゴを中心に飼育したい場合は、生体の数は極力減らして、水質悪化を防止しないといけません。

◎飼育水の蒸発

小型水槽の飼育を始めて分かった事は、飼育水の蒸発が大きい水槽に比べて多い事です。そのため、足し水をする必要があります。

蒸発するのは水分だけなので、カルキを抜いた水を足します。(海水を足すと、塩分濃度が濃くなってしまうので注意!)




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まとめ

小型水槽の利点と欠点を記載してみました。卓上マリンアクアリウムのスタートを考えている方は、上記の内容を参考にして決めていただきたいと思います。

大型水槽も小型水槽も立ち上げ方は同じで、用意する器具類もサイズ以外は同じになります。30cmキューブ水槽以下の水槽を使えば、設置場所もある程度自由がききますので、とりあえずスタートしてみるというのも良いのではないでしょうか。

大きい水槽は、設置場所をしっかり選ばないといけないですし、金額もそれなりにかかります。小型水槽の場合は、器具類等の金額が抑えられる分、水替えの頻度が増えて水槽管理がやや大変になります。どちらの水槽を選ぶのかは飼育をするあなた次第になりますが、安く手軽に始められるのは「小型水槽」ではないでしょうか。

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