熱帯魚飼育の楽しみ方や混泳方法!

熱帯魚水槽の楽しみ方や混泳方法!

熱帯魚水槽の楽しみ方や混泳方法って色々迷う事がありますよね?

群泳させて美しい種類や、ペアで飼育して繁殖を楽しむもの。また、単独飼育に向いているものや、コレクションして楽しむ生体まで様々です。

自宅に準備できる水槽サイズにもよりますが、大型魚を選ばない限りは色んな組み合わせの混泳もできますし、楽しみ方にも色々あります。

淡水の熱帯魚を飼育する場合、「どのような水槽にして楽しむか?」・「どのような混泳が美しく見えるか?」などがポイントになると考えられますので、色々な楽しみ方などを記載していきたいと思います。

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・熱帯魚の群泳を楽しむ!

熱帯魚の群泳を楽しむ場合に最も選ばれる種類は、ネオンテトラやカージナルテトラを代表とする小型カラシンの仲間になります。特徴的な体色を持ち、ブルー系の照明の光を浴びた時のネオンカラーは最高です。

もう一つは、小型コイの仲間になります。ラスボラ・エスペイやラスボラ・ヘテロモルファが代表種で、オレンジ色に輝く体色が非常に美しいです。こちらは、赤系の照明を当てると幻想的になります。

小型カラシンの仲間や小型コイの仲間は、最大でも4cm前後までしか成長しないのが群泳させて楽しめる理由になり、金額的にも安価で30匹前後をまとめて購入する事ができるのも理由の一つです。

◦30cmキューブ水槽・・・20匹前後

◦60cm規格水槽・・・30~40匹前後

◦60×45×45水槽・・・50~100匹前後

上記は、群泳させる生体数の目安になります。この他に、コケ取りとしてヤマトヌマエビなどを導入してもいいでしょう。

熱帯魚を群泳させて楽しむ場合は、ベアタンクよりも水草水槽の方が向いています。緑の水草をバックに、熱帯魚が群れて泳ぐ姿が一番幻想的に見えます。

・熱帯魚の繁殖を楽しむ!

熱帯魚飼育の醍醐味でもあるのが、繁殖になります。繁殖の方法は大まかに分けて、稚魚を直接産む「卵胎生」と、水草などに卵を産み付ける「卵生」の2種類があります。

◎繁殖が簡単な種類

繁殖が簡単なのは、グッピーやプラティを代表とする「卵胎生」の方になります。雌雄の判別が容易なグッピーはペアで飼育し、プラティは5匹前後を導入しておけば、知らないうちに稚魚が泳いでいる姿を確認できます。

この時大切なのは、親魚や他魚種に食べられないように、水草などで隠れ家を作ってあげる事です。隠れ家を作って普通に飼育していれば、どんどん増えていきます。

繁殖を優先させたい場合、混泳相手はミナミヌマエビやレッドチェリーシュリンプといった小型なエビが向いています。この2種類も繁殖が容易で、隠れ家があればどんどん増えていきます。上手くいけば、稚魚と稚エビの共演なんて事が自宅の水槽で見れるようになります。

◎子育てをする種類

繁殖で、もう一つ違った楽しみができるのは、卵を産み付けた後に子育てをする種類がいる事です。

子育てをする種類は、エンゼルフィッシュやディスカスを代表とするシクリッドの仲間で、その方法は様々あります。

稚魚を守る姿が観察できるのは、エンゼルフィッシュやアピストグラマで、ディスカスは自分の体表にディスカスミルクという分泌物を出し稚魚に与えます。また、アフリカンシクリッドの仲間は、口の中で稚魚を守ったり育てたりするマウスブルーダーの代表種になります。

混泳を考える時の注意点として、ディスカス水槽にエビを入れると食べられてしまうので、コケ取りはプレコが向いています。そして、弱アルカリ性(若干の塩分濃度が必要)の水質を好むアフリカンシクリッドは、アフリカンシクリッド同士でないと混泳はできません。




・コレクションして楽しむ!

群泳をさせたり、ペアでの飼育をする事が多い熱帯魚の中で、コレクションして楽しめる生体もいます。その代表が、ディスカスとコリドラスになります。

◎ディスカス

レッド・ブルー・ホワイトなど、様々なカラーリングや模様をした個体がいて、コレクションして楽しい種類です。その存在感から、まさに熱帯魚界の「王様」といえます。

小さい個体を購入して成長を楽しんでもいいですし、成長した大きな個体を購入して、ディスカスの混泳水槽を作り上げてもいいです。

ディスカスは、水草を植えないベアタンクでの飼育が一般的で、やや高めの水温(28℃~30℃ぐらい)に設定して飼育をします。混泳相手は、コケ取りとして少し大きめのプレコが向いています。

ディスカスをコレクションするにあたって難点なのは、「王様」というだけあって個体の金額が高い事です。また、飼育もやや難しく、大きな水槽(90cm水槽ぐらい)が必要になるのも難しい点になります。

これらのポイントを上手くクリアできれば、素晴らしい「ディスカス混泳水槽」ができ上がります。「王様」の存在感を体感したい方は、ぜひチャレンジしてみてください。

◎コリドラス

残餌処理として水槽に導入される事の多いコリドラスですが、実はこのコリドラスは、現在約150種類が流通されているといわれています。

金額も、数百円~数万円のものまで様々あります。また、ショートノーズ・セミロングノーズ・ロングノーズなどの種類があり、流通量が多く比較的安価なのは、ショートノーズといわれる種類になります。

大きい熱帯魚ショップに行けば、20~30種類の個体が販売されていますので、自分の好きな個体を選ぶ楽しみもあります。

飼育も容易な種類がほとんどなので、ディスカスよりはコレクションするのが簡単です。5cm前後の中型種をコレクションする場合、生体数の目安は以下の通りになります。

コリドラスの場合、「小型種は2~3cm・中型種は4~5cm・大型種は6cm以上」というのが、生体の大きさの目安になります。

◦30cm水槽・・・3~5匹

◦45cm水槽・・・7~8匹

◦60cm規格水槽・・・10匹前後

◦60×45×45水槽・・・15~20匹

◦90×45×45水槽・・・20~30匹

◦120×45×45水槽・・・30~40匹

水替えの頻度や、水槽システムによってはこの限りではありませんが、あくまで目安として考えてください。(上記の匹数は、中型種の目安として表記してみました。必ずしも、この数が飼育できる訳ではありませんので注意してください。)

また、小型種や大型種を同居させる場合も上記とは生体数が異なります。ですので、最初に導入する生体数はやや控えめにし、少しづつ生体を追加していく方法を取ったが失敗は少なくなります。

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また、「群泳の仕方」・「繁殖の方法」・「コレクションの仕方」や、熱帯魚の飼育方法などを記事にして載せてくれると、みなさんに感謝されると思いますよ。

まとめ

熱帯魚飼育の楽しみとして、「熱帯魚の群泳を楽しむ!」・「熱帯魚の繁殖を楽しむ!」・「コレクションして楽しむ!」と、3つの項目に分けて記載してみました。

どの方法も、初心者から上級者まで楽しめる内容ですが、一般的なのは「群泳」「繁殖」で、少しマニアックな要素を持っているのが「コレクション」になると思います。

「群泳」や「繁殖」にも魅力はありますが、同種の熱帯魚を1匹ずつ数種類混泳させる「コレクション」にも、ぜひチャレンジしていただきたいです。

全てではありませんが、この記事に出てくる生体の飼育は以下の記事を参考にしてください。

・「熱帯魚水槽」でテトラを飼いたい!

・「熱帯魚水槽」で小型コイの仲間を飼いたい!

・「熱帯魚水槽」でプラティを飼いたい!

・「熱帯魚水槽」でエンゼルフィッシュを飼いたい!

・「熱帯魚水槽」でコリドラスを飼いたい!




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