海水魚飼育に導入する魚とサンゴの選び方!
海水魚飼育で一番飼いたい魚は?と聞かれると、「それは最初に飼いたいと思った魚です」と答えてしまいます。
また、飼育したいサンゴは?と聞かれると、「飼育が簡単で綺麗なサンゴ」と答えます。
・それは何故か?
海水魚飼育を始めるにあたって、私の場合はカクレクマノミが飼いたくて海水魚飼育を始めたので、その答えになってしまいます。また、サンゴは魚より飼育が難しく、長期飼育を考えるのであれば、飼育が簡単なサンゴと答えてしまいます。
私も色んな魚を飼育してきましたが、ふと家族に「何が飼いたい?」と聞くと「ニモ&ドリー」と返事が返ってきます。
私の初期の水槽には、カクレクマノミ・ナンヨウハギ・デバスズメダイ・スカンクシュリンプが仲良く混泳していて、その時の水槽が一番良かったと言われます。
そこで、飼いたい魚をどのように決めた方がいいかをまとめてみたいと思いますので、これから生体やサンゴの導入・追加を考えている方は、参考にしていただきたいと思います。
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海水魚飼育ですと水量をしっかり確保した方が有利になるので、この水槽サイズで始める方も多いのではないでしょうか。ここでは、このサイズを中心に考えて行きたいと思っています。
・生体の選び方!
飼育してみたい生体を何種類か考えているのが普通だと思いますが、その中からまず1種類を決めましょう。選ぶにあたっては、他魚種と混泳できるかもポイントとしてください。
1つの魚種を選んだら、その魚種と混泳してもトラブルにならない魚種を探していきます。サンゴ水槽を考えているなら、魚は少なめの2~3匹にしておくのが理想になります。
追加していく際も、一度に何匹もという訳にはいきません。大人しい魚種から順に、様子を見ながら追加していきましょう。海水魚は縄張り争いが多いので、追加していく順番も重要になってきます。
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・サンゴの選び方!
最初は、比較的水質などに対して許容範囲の広い種類を選びましょう。スターポリプや、ディスクコーラル辺りから飼育するのが良いと思います。
2~3カ月問題なく飼育できたら、少しレベルアップした種類を選んでいきましょう。レベルアップに際し、器具類も揃えたいです。特に、照明と水流ポンプには気を遣わないといけません。
サンゴは、飼育開始から6カ月~12カ月ぐらいすると状態が悪くなる傾向にあり、長期飼育が難しいです。まだミドリイシなどの上級者向けのものは選ばないようにしてください。
サンゴの配置にも気を付ける必要があります。毒性の強いサンゴの触手が大きく開いて他のサンゴに触れると、毒性の弱い種類はダメージを受けてしまい、状態が悪くなってしまいます。毒性の強いサンゴの配置には注意しましょう。
・イソギンチャクの選び方!
イソギンチャクの中で一番飼育が容易なのは「サンゴイソギンチャク」になります。クマノミ類との共生を考えている方もいると思いますが、まずはイソギンチャクをしっかり飼育できないといけません。そのためには、飼育ができる設備と知識が必要になります。
自然界では相性の良くない同士でも、水槽内では共生する事も多いです。「カクレクマノミが、自然界では入らないといわれている、サンゴイソギンチャクと共生した。」なんて話はよく聞きます。
イソギンチャクは、状態が悪くなり死んでしまうと、腐敗して水槽を崩壊させてしまいます。そのリスクも考慮して導入を考えましょう。
イソギンチャクは、水質悪化と高水温に弱い面がありますので、定期的な水替えと高水温対策が必須になります。金銭的にもかなり負担が増えますが、しっかりと対策をしてから導入するようにしましょう。
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まとめ
「魚・サンゴ・イソギンチャク」と、どれを飼育するのも水質管理と高水温対策が大切になります。最高の状態で飼育してこそ、それぞれの魅力が最大限に引き出されますので、そういった事も考えて生体やサンゴを選ぶようにしましょう。
飼育者ができるのは、普段の水槽管理や飼育設備を整えてあげる事です。普段から水槽をよく観察して、何か変化があった時も、被害を最小限度に抑えられるように心掛けてください。
飼育初期の段階から、ミドリイシなどの上級者向けのサンゴを選んでも、数日から数週間でダメになってしまいます。海水魚も同じで、餌付けの難しい種類を選んでしまうと、数日で死んでしまいます。
そのような可愛そうな思いをさせないためにも生体やサンゴを選ぶのは意外と大切な事ですので、徐々にステップアップしていって自分の目指す水槽に近づけていただきたいです。
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