サンゴを長期飼育する方法!
サンゴを長期間に渡って状態よく飼育したい!と思っている方は多いですよね?
サンゴは海水魚に比べて水質や水温に敏感な面があるので、良い状態を長期に維持するのは難易度が高いです。しかし、飼育の難しい種類ばかりではないので、簡単な種類を選べば長期飼育も可能になってきます。
サンゴには、初心者向けから上級者向けまで様々な種類があります。やはり『サンゴ水槽』をスタートするのであれば、初心者向けの飼育から始め、徐々にステップアップしていく方が成功への近道になります。
・長期飼育のために気を付ける事!
◎生体数は少なめに!
サンゴ自体は水質を悪化させる事は少なく、導入している海水魚に与える餌やフンによって水質の悪化が進みます。ですので、導入する生体数が少なければ、水質の悪化を遅らせる事ができます。
水質の悪化を防止できれば、サンゴの状態も良い維持できるようになりますし、水替えの頻度も少なくなります。そのためにも、生体の導入をできるだけ我慢する必要が出てきます。
水質が安定しているとどうしても生体を導入したくなりますが、せっかく作りあげたサンゴ水槽に悪影響を与えてしまう恐れがあります。この我慢が意外と難しいのですが、サンゴ水槽を成功させるためには、生体の導入は「とにかく我慢」と考えなければなりません。
水槽の状態を見ながらになりますが、60cm規格水槽でサンゴ水槽を作る場合、生体数は小型な種を2~3匹が限界と考えましょう。飼育初期の段階では、生体数を1~2匹にしておいてください。(あくまで、目安です。)
ベテランの方の水槽を見ると、生体数は少なくてビックリするぐらいですが、バランス良く配置されたサンゴの隙間を少数の小型魚が泳ぐ姿を見ると、しっかりと考えられていて納得できる水槽にでき上がっています。
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◎飼育設備を充実させる!
サンゴの長期飼育を考えるなら、飼育設備を充実させる必要が出てきます。
◦充分な容量の濾過装置
◦ランダムな水流を作る複数の水流ポンプ
◦岩組みをするライブロック
◦水温管理のための水槽用クーラー
など、予算はかかってしまいますが、できるだけ初期段階から揃えておきたいです。
大きい水槽を準備した方が、水質の安定面で有利になりますし、多くのサンゴを導入する事ができます。設置場所が確保できるのであれば、60×45×45サイズの水槽辺りを選びたいところです。
60×45×45サイズの水槽で開始するとして、必要な器具類を全て揃えるとなると、予算は10万円~15万円ぐらいでしょうか。結構な金額ですが、「後々揃えて行こう!」と考えるのであれば、初期段階で揃えてしまった方が理想とする水槽が早くでき上がります。
◎サンゴの選び方
飼育開始初期は、やはり水質や水温に対し許容範囲の広い種類を選びましょう。最初の段階で、飼育難易度の高いサンゴを導入しても、長期飼育ができる確率は、ほぼ0%です。
(ステップ1)
◦スターポリプ
◦ディスクコーラル
◦バブルコーラル
まずは、この辺りのサンゴからスタートし、数カ月良い状態で飼育ができたら、次のステップへ。
(ステップ2)
◦ナガレハナサンゴ
◦コエダナガレハナサンゴ
◦コハナガタサンゴ
◦ウミキノコ
◦マメスナギンチャク
次に導入するのは、この辺りのサンゴでしょうか。この段階でも水槽内は、かなり華やかになっていると思いますので、第一段階はここまでと考えて良いでしょう。これらのサンゴも数カ月状態良く維持できたら、次のステップへ。
(ステップ3)
◦クサビライシ
◦オオバナサンゴ
◦ウミアザミ
◦クダサンゴ
◦キクメイシ
このクラスのサンゴになると、水質や水温の変化にかなり敏感になりますので、水槽用クーラーを準備したいところです。また、飼育難易度がグッと上がりますので、水質管理をしっかり行わないと、あっという間に溶けて無くなってしまいます。
(ステップ3)ぐらいまでのサンゴが長期飼育できるようになれば、飼育レベルは中級者以上です。
(ステップ4)
◦ミドリイシ
◦コモンサンゴ
◦ショウガサンゴ
◦トゲサンゴ
◦ハナヤサイサンゴ
このクラスのサンゴは別格で、(ステップ3)までの飼育システムでは、残念ながら長期飼育が難しくなります。器具類は、90cm以上のオーバーフロー水槽・カルシウムリアクター・添加剤・RO浄水器など、大掛かりな設備が必要になります。
(ステップ4)のサンゴを数カ月安定して飼育できれば、遂に上級者です。年単位の長期飼育ができるようになれば、まさに『サンゴ飼育の達人』といえるでしょう。
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まとめ
サンゴの飼育は、海水魚の飼育より難易度が高くなります。そして、サンゴ自体の金額も安い物ではありません。海水魚中心の水槽から、『サンゴ水槽』にシフトチェンジするのであれば、それなりの予算と労力が必要になります。
(ステップ4)のサンゴは別として、(ステップ3)までのサンゴでしたら、飼育に対する知識やノウハウがあれば、長期飼育が可能になります。まずは、この辺りを目標にしてステップアップしていただきたいです。
また、(ステップ3)までのサンゴの中には、強い毒性を持った触手で他のサンゴに攻撃をする種類も多くいます。長期飼育を考える上で、ライブロックの岩組みの仕方や、サンゴ同士の配置にも気を配っていただきたいと思います。
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