『ハードコーラル』の飼育は難しいのか!

『ハードコーラル』の飼育は難しいのか!

『ハードコーラル』の飼育は、『ソフトコーラル』の飼育に比べて難しいと認識している方も多いですよね?

確かに、ミドリイシやコモンサンゴ等、ベテランの方でないと長期飼育する事が出来ない種類もあります。しかし、全ての『ハードコーラル』がそれに該当する訳ではなく、初心者の方が飼育出来るものも多くあります。

『ハードコーラル』と『ソフトコーラル』の違いは、骨格の有無で決まり、骨格を持っているのが『ハードコーラル』で、持っていないのが『ソフトコーラル』になります。

また、サンゴ全般「好日性」と「陰日性」に分かれています。光を吸収して栄養を得るものを「好日性」といい、光を必要とせずポリプの捕食活動で栄養を得るのもを「陰日性」といいます。

飼育が簡単な種が多いのは「好日性」の方になり、「陰日性」は給餌が不可欠になるため、やや飼育難易度が上がります。

『ハードコーラル』も、一部の飼育難易度の高い種類を除き、比較的簡単に飼育する事が出来ます。しかし、いきなり飼育難易度の高めなサンゴにチャレンジしても、長期飼育は難しくなりますので、どの順序で導入していけばよいか説明していきたいと思います。




(ステップ1)

◎バブルコーラル

◎ハナガタサンゴ

◎コハナガタサンゴ

最初は、この辺りから始めてみるのが最適になります。カラーバリエーションも豊富で、独特の見た目から水槽内でも存在感があり、飼育も比較的容易なので『ハードコーラル』の入門種といえます。

「ハナガタサンゴ」「コハナガタサンゴ」は、魚に突かれやすいので、ポリプ食性の強い海水魚を飼育している水槽への導入は控えるようにしましょう。また、毒性の強いサンゴの近くに配置すると、その毒で溶かされてしまう事があるので注意が必要です。

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(ステップ2)

◎カクオオトゲキクメイシ

◎ナガレハナサンゴ

◎コエダナガレハナサンゴ

◎ハナサンゴ

◎トランペットコーラル

「ナガレハナサンゴ・コエダナガレハナサンゴ・ハナサンゴ」は、幻想的に触手が揺らめくの姿が最大の魅力です。ブルー系の照明に、ランダムで適度な水流があれば、幻想的な世界を作り上げる事が出来ます。毒性は強い方なので、配置には注意が必要になりますが、この3種同士は触れ合っても平気な事が多いです。

「カクオオトゲキクメイシ」は、カラーバリエーションが豊富で、コレクションする楽しみがあります。やはり、サンゴを突く魚には狙われやすいので注意しましょう。

「トランペットコーラル」は、グリーン系のカラーのものが多く、ブルー系の照明を当てる事で非常に美しくなります。しかし、毒性の強さは最強クラスといわれていますので、他のサンゴとは離して配置しないといけません。




(ステップ3)

◎ハナガササンゴ

◎キクメイシ

◎キッカサンゴ

◎キサンゴ

◎イボヤギ

「ハナガササンゴ」は、安価で流通量も多いポピュラー種です。導入初期は元気にポリプを開かせるので、飼育が簡単だと思われてきました。しかし、様々な器具類が開発された現在でも長期飼育が非常に難しく、謎の多いサンゴといわれています。このサンゴの謎を解いて、長期飼育にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

「キクメイシ」「キッカサンゴ」を飼育する場合は、購入の時の個体選びが大切になってきます。骨格が剥げている個体は、避けるようにしましょう。毒性は強い方なのでサンゴの配置にも注意が必要です。

「キサンゴ」「イボヤギ」は、陰日性サンゴになります。陰日性の『ハードコーラル』はポリプが大きいので、細かくしたクリル等を餌として与えても大丈夫です。比較的安価で入手性も良いので、陰日性サンゴの入門種として導入してみるのも良いと思います。

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(ステップ4)

◎ミドリイシ

◎コモンサンゴ

◎トゲサンゴ

◎ショウガサンゴ

◎ハナヤサイサンゴ

「コモンサンゴ」は、SPS類の中では丈夫な方なので、SPS飼育の入門種といえます。しかし、(ステップ3)までの飼育方法では長期飼育が不可能なので、それなりの器具類を用意しないといけません。

(SPS類の飼育に必要な器具類)

◎90cm以上のオーバーフロー水槽

◎ライブロックと底砂(底砂は5cm以上と厚めに敷くのが一般的)

◎プロテインスキマー(高機能なもの)

◎カルシウムリアクター

◎メタルハライドランプ(高精度LEDライトでもOK)

◎水流ポンプ(ハイパワーのものを複数)

◎RO浄水器

◎添加剤(マグネシウム・ストロンチウム・ヨウ素など)

◎水槽用クーラー

SPS類のサンゴを長期飼育しているベテラン飼育者の水槽を見ると、これらの器具類を使用しています。全て準備するのに、莫大な金額がかかっているのが分かるのではないでしょうか。

飼育方法は、ろ過をろ材に頼らないナチュラルシステムが主流です。強力なプロテインスキマーを使用した『ベルリンシステム』が一般的で、このシステムを作るために、上記の器具類が必要になってくるという事になります。

将来的に「ミドリイシ」の飼育を考えている方は、上記の器具類を揃えてコモンサンゴの飼育から始めた方が良いでしょう。この、コモンサンゴがある程度の期間状態良く飼育できれば、夢のミドリイシ水槽も現実のものとなります。

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まとめ

ここに記載した通り、全ての『ハードコーラル』の飼育が難しいという事ではありません。しかし、海水魚より水質に敏感であるのは間違いないので、海水魚中心の飼育では使わなかった器具類も必要になってくる場合があります。

(ステップ2)までのサンゴでも、見栄えのある『サンゴ水槽』を作り上げる事が出来ますので、ぜひチャレンジしていただきたいです。

SPS類のサンゴを飼育する場合は、まず飼育に必要な器具類を揃える事になります。必要な器具類を揃え、普段の水槽管理が出来るようになれば、飼育も可能になります。SPS類の飼育を最終目標に置き、徐々にステップアップしていけば成功への近道になるでしょう。

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