「熱帯魚水槽」に熱帯魚を入れる前にする事!

「熱帯魚水槽」に熱帯魚を入れる前にする事!

熱帯魚飼育を始めたいけど、どのような手順で始めたらいいのか分からない!という方も多いですよね?

私自身は熱帯魚飼育を始めて約15年が経ちますが、初めて飼育をする時に悩んだのは、

◦どのような器具類が必要になるのか?

◦どのような手順で飼育をスタートしたらよいのか?

◦どのような生体が自宅で飼えるのか?

◦予算はどのくらいかかるのか?

など、飼育を始めるにあたっての基本的な事でした。

雑誌やネットで調べると、ベテラン飼育者のバランスの良い水草水槽や、色んな工夫がされた個性的な混泳水槽が掲載されていて、このような完成された水槽を初心者の自分が作れるのかなぁと不安に感じた事を覚えています。

もちろん、飼育初期の段階からベテランの方と同じような水槽を作り上げるのは無理があります。しかし、しっかりと段階を踏んで行けばできない事ではないですし、それ以上の水槽を作る事も可能になります。

その為には、やはり最初が肝心で、スタート時の水槽システム作りが成功するか失敗するかにかかってきます。

ここでは、飼育を始めるのあたって、どんな器具類を準備して、どのような手順でスタートしていったらよいのか記載していきたいと思います。

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・準備する器具類!

◎水槽

当然ですが、熱帯魚を飼育するための水槽が必要になります。30cmぐらいの小型なものから、120cmを超える大型のものまで様々な種類があります。

小型水槽で手軽に始めるというのも良いと思いますが、水質が安定しやすく、色んな活用方法のある60cm規格水槽が一番オススメになります。

水槽は、かなりの重さになるため不安定な場所に置くと非常に危険です。水槽サイズに合った水槽台も一緒に準備してください。

◎フィルター

これは、水槽の肝となる器具なので大切になります。小型水槽でしたら、外掛け式フィルターや水中フィルターで大丈夫です。

60cm規格水槽の場合、水草水槽を目指すなら外部式フィルターが、熱帯魚中心の混泳水槽を目指すなら上部式フィルターがオススメになります。

フィルターは、水槽の水量(容量)に適したものを選んでください。

◎照明器具

水槽用の照明器具として、蛍光灯・LEDランプ・メタルハライドランプなど色んな種類が販売されています。価格面を考えるなら蛍光灯が、電気代を考えるならLEDランプがオススメになります。

水草水槽の場合は、照明器具が重要になってきますので水草の育成に合ったものを選ばないといけません。熱帯魚中心の場合は、飼育している生体がキレイに見えるものであれば大丈夫です。

照明のカラーも色々な種類がありますが、飼育している生体に合わせて選ぶのがポイントになります。

◎ヒーター

熱帯魚の飼育は、24~26℃が適温になります。気温の高い時期は無くても平気ですが、冬場の寒い時期はヒーターが必須になります。

現在販売されているヒーターの多くが、自動で水温を26℃に設定してくれるようになっています。(一部、この設定が付いていないものもあります。購入の際は、商品の説明をよく読んでください)

サーモスタッドを付ければ、自分で水温の設定が可能になります。高い水温を好む生体や、低い水温を好む生体を飼育する場合は、このサーモスタッドが必要です。

また、ヒーターの故障は目で見ても分かりません。水温をチェックする水温計も一緒に準備してください。

◎底砂

水槽内に、必要な器具以外は入れない「ベアタンク」で飼育する場合はいりませんが、小型種の飼育を考えているのであれば、底砂は敷いておいた方が見栄え的にも良いでしょう。

底砂の種類も色々ありますが、「水草水槽ならソイル系」・「熱帯魚中心でしたら大磯砂」など、目指す水槽によって選んでください。

◎水質調整剤

熱帯魚ショップに行くと、色んな水質調整剤が販売されていて、どれをどのように使えばいいのか分かりづらいです。

初期段階で必要なのは、塩素を中和するカルキ抜きと、水槽内を飼育に適した水にするためのバクテリア剤ぐらいです。他のものは、飼育していく内に必要だと感じたら購入してください。

ショップでは、スターターキットという便利なバクテリア剤も販売されています。これを使えば、早く飼育水ができ上がるのでオススメです。




・どのような手順でスタートさせるのか!

飼育に必要な器具類を揃えたら、いよいよ熱帯魚を迎え入れるための準備をしないといけません。

器具類をセットしても、すぐには生体を導入する事はできません。熱帯魚の飼育に適した飼育水にするために、最低でも1週間の時間をかけて行うようになります。

では、順に説明して行きます。(水槽サイズは60cm規格水槽を想定してます)

(1)設置場所を決める

まず一番最初に、どこに水槽を置くのかを決めます。水槽は、水を入れるとかなりの重さになり、簡単には動かす事ができません。ですので、置く場所を決める事は非常に大切になってきます。

設置場所を決める際の注意点として、

◦直射日光の当たる場所には置かない

◦床が柔らかい畳の上は避ける

◦コンセントのある場所に置く

の3つが挙げられます。

直射日光が当たると、コケが発生しやすくなるだけではなく、水温の変化も激しくなり生体に悪影響を与えてしまいます。

また、畳の上など床が柔らかい場所に置くと、飼育を続けていくうちに水槽の重さで畳がへこんでしまい不安定になってしまいます。

(2)水槽のセッティング

水槽の設置場所が決まったら、水槽のセッティングを始めます。

①器具類を洗う

これは意外と大変なんですが、水槽を含めた器具類を全て水洗いします。水道水で洗って大丈夫ですが、洗剤は使ってはいけません。また、コンセントプラグには水を付けないように注意してください。

この時、水槽に入れる底砂も洗っておいてください。ソイル系は洗いませんが、大磯砂は水洗いして汚れを落とします。他の底砂の場合は、袋に使用方法が記載されていますので、それに習ってください。

②水槽内に器具類を設置

全ての水洗いが終わったら、水槽内に器具類を設置していきます。

水槽台の上に水槽を置き、洗った底砂を敷きます。その後、ヒーター・水温計・フィルターなどを設置していきます。

これらの器具類は、水槽の前面ではなく、できるだけ水槽の後面の目立たない場所に設置してください。目立つ所に器具類を設置してしまうと、鑑賞の邪魔になってしまいます。

③水槽に水を入れる

今回は60cm規格水槽なので、水量が約55リットルになります。水の入れ方としては、水道にホースを繋いで一度に入れてしまう方法と、バケツなどに水を汲み数回に分けて入れる方法の2種類があります。

ホースを繋いで一度に入れる方法は、水の勢いが強く水の濁りがなかなか取れません。私は、面倒ですが数回に分けて、ゆっくり水を入れていく方法をとってます。

水を入れる時は、底砂を撒きあげないように、底砂の上に小皿などクッションになるものを置き、水替え用のポンプでゆっくり入れていくと、濁りを最小限度にとどめる事ができます。

④各種の器具類を作動させる

水槽に水を入れたら、フィルター・ヒーターのスイッチをONにします。フィルターがしっかり動いているか、数時間ごとに水温計を確認してヒーターが壊れていないかなどを確認します。

また、照明器具の電源を入れて、水の濁り具合も確認します。バクテリア剤も、この段階で入れます。スターターキットを準備した場合もここで投入します。

2~3日の間は、この濁った状態が続きますので、毎日バクテリア剤を投入して濁り具合を確認していきます。これを数日続けてください。

(3)水草の導入

水槽の水回しを始めて3日ぐらいしたら、何も入っていなかった水槽に水草を入れてみましょう。

この段階で入れる水草は、飼育難易度の高い種類ではなく比較的簡単に育成できるものを選びます。私の場合は、アマゾンソード・スクリューバリスネリア・ウィローモス付き流木を選びました。

水草の配置は、ウィローモス付き流木を中心に置き、アマゾンソード・スクリューバリスネリアは後景に植えるのがバランス良く見えます。

水草を植えるポイントとして、

◦底砂は後方を高くすると立体感が出る

◦左右非対称の方が自然な感じに仕上がる

◦熱帯魚の遊泳スペースを確保する

など、最初の段階では、この辺りを心掛けてください。

底砂は、水槽の後方が高くなるように斜めに敷き、左右非対称に水草を植えていけば、立体感も出ますし自然な感じに見えます。

水草が少なくて淋しいようなら、ショップで販売している流木・石・装飾品などを上手く使って配置していきましょう。

水草は、光を浴びて生長していきますので、照明は1日8~10時間を目安に点けるようになります。本格的に水草水槽を始めると、照明器具の変更・CO2の添加や、肥料を与えるようになってくるので、徐々に揃えていくようにしてください。

(4)熱帯魚の導入

水草を入れてから4~5日後、水槽の水回しを始めてからは約1週間後になりますが、遂に熱帯魚の導入です。

この水回しをしている間に、どんな熱帯魚を飼育しようかある程度決まっていると思いますので、早速ショップに行ってお目当ての熱帯魚を購入しましょう。

水槽を立ち上げてからまだ1週間ですので、さすがに飼育難易度の高い種類は選ばず、水質に対して許容範囲の広い、テトラ・小型コイ・プラティ・グラミーなどがオススメです。

購入してきたら、袋のまま水槽に浮かべて約20分程度温度合わせをします。その後、別容器に移して水合わせを行います。

水合わせは、移した別容器に水槽の飼育水を少しづつ入れていきます。あまり時間をかけ過ぎず、15分間で別容器の水が1.5倍の水量になるのが目安です。

水合わせが終わったら、網などですくって生体のみを水槽内へ入れます。別容器の水は捨てて、減ってしまった飼育水を追加して終了です。

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まとめ

今回は、熱帯魚飼育を始める時に熱帯魚を入れる前にする事として、準備する器具類やスタートの手順を記載してみました。

熱帯魚は、ショップで色々な種類が販売されていますが、初期段階では「安価・丈夫・キレイ」というのをポイントとして考えた方が失敗が少なくなります。

最初に導入した生体がしっかり飼えて、2~3回水替えをする3カ月が過ぎたあたりには、少しレベルアップしていっても大丈夫です。

熱帯魚でしたら少し大きめな種類にチャレンジしたり、水草水槽ならCO2を添加して飼育難易度の高い水草の育成にチャレンジしてみたりと、徐々にステップアップしていけば、いつかは上級者のような素晴らしい水槽ができあがります。

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