海水魚飼育を短期間でスタートする方法!

海水魚飼育を短期間でスタートする方法!

海水魚水槽を短期間で立ち上げ、できるだけ早く生体を導入したいと思う事ってありますよね?

水槽を立ち上げてから、しばらくの間は水回しが必要になりますが、生体を導入するワクワク感からガマンが辛い時期です。そこで、この期間を少しでも短縮できる良い方法は無いのか?を、見つけて行きたいと思います。




・短期間でスタートする方法(1)

バクテリア剤は、まずスターターキットを使う事です。スターターキットには、「海水用」と「淡水用」がありますので、今回は「海水用」を使用します。

このスターターキットを使えば、水槽の立ち上がりが早くなります。この時、状態の良いライブロックも一緒に入れておくと、更に立ち上がりが早くなります。スターターキットは、色んなメーカーから発売されていますが、どれを使用しても大きくは変わりません。金額は2500円前後になります。

その後も、バクテリア剤を定期的に添加し、バクテリアを充分に繁殖させましょう。プロテインスキマーを設置している場合、電源は「切」にしておいてください。せっかく添加しているバクテリアが、プロテインスキマーによって、除去されてしまう可能性があります。

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・短期間でスタートする方法(2)

水回し開始から4~5日経過したら、パイロットフィッシュを導入するという方法です。海水魚の排泄物が、バクテリアの繁殖を促進する効果が期待できます。

導入するのは、水質に対する許容範囲の広い『スズメダイの仲間』にしましょう。1~2匹が目安です。海水がまだ完全にはでき上がっていないので死んでしまう可能性はありますが、今後の混泳を考え『デバスズメダイ』がオススメです。

他のスズメダイは縄張り意識が強くて他魚種を激しく攻撃しますし、後々の生体導入ができなくなってしまう危険性がありますので注意してください。

スズメダイの仲間にするのは、1匹300円前後と金額が安いのも理由の一つです。まだでき上がっていない水槽に試しに導入するという事で可愛そうですが、早く海水を安定させるためなので辛抱しましょう。(必ず死んでしまうとは限りません)ちなみに、私は当時デバスズメダイを3匹導入しましたが1匹も死なずに長生きしました。




・短期間でスタートする方法(3)

(1)、(2)の考え方とは少し変えて、海水魚の導入は、あくまで立ち上げから2週間後に設定し、その間に「水槽内の見栄えを良くできないか?」をテーマにしてみたいと思います。

それは、サンゴを導入する方法です。もちろん全てのサンゴが導入できる訳ではありませんので、水質悪化に比較的強い種類を選びましょう。スターポリプディスクコーラルがオススメです。

水槽立ち上げから1週間ぐらいが経過したら、上記のサンゴを導入してみましょう。ライブロックのみの水槽が、サンゴを入れる事によって見栄えが全く変わります。

スターポリプもディスクコーラルも、ランダムな水流があった方が状態良く飼育できます。水流ポンプを複数設置し、水槽のガラス面をクッションにして水流を作ってください。

サンゴは海水をそれほど汚しませんが、状態が悪くなり溶けてしまうようだったら、取り出してください。元のように復活させるのは難しいです。

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まとめ

通常でしたら海水魚水槽を立ち上げる際には水質を安定させるため、バクテリア剤を添加しながら2週間ぐらい水回しを行う必要が出てきます。今回は、少しでも短期間で飼育をスタートさせる方法について考えてみました。

ライブロックのみの水槽も、照明を点ければ意外と綺麗なものです。しかし、生体やサンゴが無いと、やはり淋しい感じがしてしまいます。

上記で記載した、パイロットフィッシュとするスズメダイは300円前後と安価ですが、サンゴは5000円前後のものがほとんどなので、ある程度の出費は覚悟しないといけません。

しかし、種類は限定されますが、水槽の水回し開始から1週間ぐらいすると導入できる生体やサンゴもありますので、この水回し期間の淋しい水槽がどうしてもガマンできないという方は試してみても良いと思います。

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