熱帯魚飼育で早く繁殖を楽しむ方法!

熱帯魚飼育で早く繁殖を楽しむ方法!




熱帯魚飼育で早く繁殖を楽しむ方法!として、一番手っ取り早いのは、繁殖が簡単な生体を飼育する事です。

卵胎生メダカの仲間であるグッピーやプラティ、エビの仲間であるミナミヌマエビやレッドチェリーシュリンプ、またはビーシュリンプやレッドビーシュリンプなどを選ぶと、比較的簡単に繁殖が楽しめます。

もちろん定期的な水替えや掃除を行ない、ある程度長期飼育できる環境を作ってあげる必要もありますが、水質や水温に対して許容範囲が広く、飼育が容易な種類を選ぶことも大切です。

ここでは、繁殖が簡単にできて、それでいて丈夫で飼育しやすい生体を中心に紹介していきたいと思います。

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・卵胎生メダカの仲間!

◎プラティ

卵胎生メダカの代表種になります。丈夫で綺麗で安価、また繁殖も容易です。隠れ家のある水草水槽では知らないうちに繁殖していて稚魚がスイスイ泳いでる事もしばしばあります。

カラーバリエーションも非常に豊富で、好きなカラーや模様を選ぶ楽しみもあります。その中でも、尾の部分にミッキーマウスの模様が入った「ミッキーマウスプラティ」が人気の種類で、ほとんどの熱帯魚ショップに数種類(カラーリング)のストックがあり入手も容易です。

◎グッピー

こちらも卵胎生メダカの代表種。グッピーには国産と外国産の2種類があり、安価なのは外国産の方になります。外国産は体質的に弱いイメージがありますが、輸入状態が良ければ非常に丈夫なので、熱帯魚ショップで元気に泳いでいる個体はあまり気にする必要はありません。

グッピーも隠れ家のある水草水槽で飼育していれば、知らないうちに繁殖し、稚魚が泳いでいる姿を確認できます。

私の飼育経験から、お腹の大きくなったメスが水槽の底の方でジッとしている時が稚魚を産むサインで、数日後に水槽内を確認すると、隠れ家で生き延びた稚魚が泳いでいる事があります。




・エビの仲間!

◎レッドチェリーシュリンプ

一時期は、ミナミヌマエビレッドと呼ばれていた事もあるミナミヌマエビの近親種になります。飼育自体もミナミヌマエビと同様に容易で、最近は安価で販売されるようになりました。

体色は、赤が薄い個体から濃い個体まで様々ですが、やはり赤が濃い個体の方が美しいので人気があります。レッドチェリーシュリンプは緑の水草に非常に映えるので、水草水槽での飼育が望ましいでしょう。

水草水槽に10匹程度導入しておけば、小さな稚エビが水草の上を歩いている姿を確認する事ができます。水草は稚エビのいい隠れ家になるウィローモスがオススメになり、短期間で爆発的に増える事もあるので、他の生体は少なめに抑えておきましょう。

◎レッドビーシュリンプ

赤と白の縞模様が非常に美しい、人気の高いエビの仲間です。価格はやや高価になりますので多くの個体を導入するのは少し難しくなりますが、繁殖はそれほど難しくないので自分の気に入った個体を作り出す楽しみもあります。

赤と白の模様が、はっきりと出ている個体は高価で、白い部分が透明なものほど安価になります。最初は比較的安価なものからスタートするのも良いと思います。

水質の管理された状態の良い水草水槽で飼育すると意外と増えていきます。その繁殖を楽しむためには、他の生体は導入せず単独飼育が望ましくなります。水槽サイズは最低でも30cmキューブ水槽(水量約25リットル)辺りを用意したいところです。

どうしても混泳をしたい場合は、レッドビーシュリンプにちょっかいを出す生体ではなく、大人しい小さめな種類を選びましょう。レッドテトラやボララス系なら何とかなりそうです。

また、白と黒のビーシュリンプも同じ環境で飼育する事ができます。こちらも、白がはっきり出た個体は非常に美しいので、混泳をするならビーシュリンプの方がオススメになります。




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まとめ

繁殖と聞くと、「難しくて私には出来ない!」と考えてしまう方が多いと思いますが、種類を選べば比較的簡単にできます。もちろん、飼育環境を整えてあげた方が繁殖には有利になりますので、普段の水槽管理は怠らないようにしてください。

上記で紹介した生体は、特に手をかける事無く勝手に繁殖していき、気付いた時には稚魚が泳いでいたり、稚エビが水草の上を歩いていたりなんて光景は珍しい事ではありません。

気を付ける事は、繁殖が成功すると生体数が増えますので、水槽サイズには注意が必要になります。繁殖を目的にして水槽を立ち上げるのであれば、ワンサイズ大きい水槽(ろ過装置含む)で始めた方が、後から買い替えなくて済みますので参考にしていただきたいです。

水槽を立ち上げ、その後に生体を導入するわけですが、最初から繁殖を目的に飼育を始めるのであれば、初期の生体数は水槽内が少しさみしいぐらいの生体数にしましょう。後々繁殖して増えていくので、ちょうどいい生体数になります。

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